「激しい手マンをされても、正直痛いだけ…」
「ぶっちゃけ気持ちよくないから、早く終わらせてほしい」
こんなふうに、パートナーのセックスに不満を感じていても、素直な気持ちを伝えられず、つい演技をしてしまう…という女性も多いのでは?
セックス中の演技は、パートナーを傷つけないためのやさしさである半面、毎回「イクふり」が定番化してしまうと、やがてふたりの関係に亀裂が生じることもあります。
そこで今回は、「セックス中の演技をやめたい!」という女性のために、本気で感じるための2ステップをご紹介します。
目次
セックス中の演技が生み出す、悲しい結末
はじめにお話しておきますが、セックス中の演技は「絶対悪!」「今すぐやめるべき!」というわけではありません。
あえぎ声を大きく出したり、体を激しくよじらせたり……。 セックス中の演技には、彼だけでなく、女性自身の気分が高まるというプラスの効果もあります。
ところが、女性のなかにはさほど気持ちよくもなくても、「反射的」に演技をする癖がついてしまっている…という人も多くいます。
セックス中に演技をする女性の深層心理には、「彼に愛されたい!」という感情があるのでしょう。その乙女心を否定するつもりはありませんが、「彼にどう思われるか?」を気にしすぎるあまり、自分の快感に蓋をしてしまうのは、もったいない話。
なぜなら、女性が「感じるふり」「イクふり」ばかりするセックスは、パートナーの誤解につながる可能性があるからです。
残念ながら、女性に比べて男性は「相手の反応を敏感に読み取る能力」が高くありません。女性が顔を歪めると、「お、感じているんだな!」と解釈しますし、「イクイク~」と叫べば、「よし、満足させることができた!」と思い込むのです。
日常的にセックスで感じるフリをしておきながら、あとになって「あれは全部演技だった……!」といったところで、男性には通用しません。
そもそも、男性側の「勘違い」がうまれてしまうと、女性のほうから改めて「実は演技だった」と弁明するのは難しくなりますよね。ここまでくると、本来、愛を確認したり、育んだりするはずのセックスが「すれ違い」だらけの悲しい行為になってしまうのです。
セックス中の演技をやめる2ステップ
そうならないためにも、ここでは、セックスの演技をやめて、本気で感じるためのステップをご紹介します。
あえぎ声禁止令を出してみる
セックス中の演技として大半を占めるのは、「あえぎ声」。パートナーの愛撫に敏感に反応しなければ…という義務感から「声」を出している人も多いでしょう。
そこでおすすめしたいのが、自分自身に「あえぎ声禁止令」を出してみること。パートナーには、「今日はいつもと違うセックスをしてみたいから、私、「声」を出さないようにしてみるね!」と伝えてみましょう。
そうすることで彼のほうも、「我慢できないぐらい気持ちよくさせてやる~」とやる気に火がつくはずです。
「あえぎ声禁止令」のもと、セックスをはじめたら、とにかく自分の体の感覚に意識を集中させ、快感をじっくりと味わうようにしましょう。
「気持ちいい」と感じたら言葉で伝えてみる
激しい手マン、的外れなクンニ……。彼が勘違いテクニックを披露してきたら、すかさず指摘をします。
「手マンは1本だけのほうが気持ちいいな」
「なめられるのすっごく気持ちいい!もう少しこの辺もなめてくれる?」
など、どこを、どんなふうに愛撫してほしいのか?を細かくリクエストします。性感帯や性癖は人それぞれ。自分の快感を相手にゆだねずに、積極的に伝える姿勢こそが、「脱演技、本気で感じるセックス」において大切なのです。
普段から「セックスのホンネ」を話すことも大事
「実はイク顔をみられるのが恥ずかしい」「裸に自信がない…」そんな理由から演技をやめられない女性も多いと思います。
セックスの話題はタブー視される風潮がありますが、彼との間柄では「別の話」。ふたりの満足度を高めるには「対話」なしに成立しません。
自分自身が感じているコンプレックスや、恥じらいを打ち明けることで、快感の「障壁」を取り除くきっかけがみつかるかもしれません。
まだイったことのない女性なら、ふたりで快感を「探り合いっこ」するセックスも愛があってステキですよね。セックスにはもっとわがままに、パートナーにはもっと素直に……。自分の欲求と上手に付き合っていけるといいですね。