筆者は20代前半の頃、とことん恋愛がうまくいかなかったのですが、その経験から唯一学んだのは「自分の中にある“女性らしさ”を一方的に押し付けてくる男性とは一緒にいても幸せになれないということ」です。
タイトルに挙げた「ワキ毛」はその一例。ほかにも、「お風呂あがりに裸でウロウロするな」「着替える姿を見せるな」「下着は上下セットにしろ」「アソコの毛は手入れしろ」「オナニーはするな」など無数にありますよ。
全部聞いていたらキリがないですし、そもそもお前何様だよって感じです。
彼の意見より「自分がどうしたいか」
まずワキ毛について言及させてもらうと、「毛がないほうが美しい」というのは現代人が作り出した美学に過ぎません。ファッションやメイクと同じ「トレンド」みたいなものですよ。
最近やたらとアンダーヘアの脱毛が流行っていますが、これも一過性のブームに過ぎないですよね。100年後は「アソコがジャングルな女はセクシー」みたいな時代がやってくるかもしれません。
もちろん本人が望んだことであればツルツルにしてもいいと思うのですが、「彼に【毛深いね】って言われたから」という理由でサロンに通うのはやめたほうがいいです。(←実体験)
要求はエスカレートするもの
男:「ズボンじゃなくてスカート履いてよ」
女:「わかった!」
男:「下着は白かピンクね」
女:「うん、次から気を付けるね」
男:「髪型は絶対ロング!」
女:「……はい。」
こうやってなんでも彼の言う通りにしていれば、表面上は“愛されている”と感じるかもしれません。でも「自分はこうしたい」という意思に蓋をして生きていて、本当に幸せでしょうか。
恋人を自分色に染めたがる男性は、自分勝手でわがままなので、「自分の言いなりになってくれそうな子」を好みます。もしあなたがこういうタイプの男性と付き合って、彼に愛されたい一心でいい子を演じてしまったらもう最後。彼の要求はさらにエスカレートしていく一方です。
まぁでも恋をしているときって相手のいいところしかみえないんですよね。好きな人から「こうしたほうがいいよ!」と強く言われると、「彼って自分の意見をもっていて素敵」「私は頼りないところがあるから守ってもらいたい」なんて勘違いしてしまう。もうこうなると、手に負えません。
尽くすのをやめるのが幸せの近道
ついつい彼に振り回されてしまう女性は、尽くすのをやめてみるといいと思います。自分の行動を変えると、近寄ってくる男性のタイプも変わってきます。
尽くさなくていい相手を選ぶと恋愛のドキドキ感やスリルは味わえないかもしれませんが、一緒にいて疲れないので気がラクです。
セックスのときも、相手に嫌われないように「感じるフリしなきゃ」「フェラしなきゃ」といったプレッシャーから解放されて、のびのびと楽しめるようになります。
たまに「結婚してもダンナさんにすっぴんをみせたことがない」という女性がいますが、こういう夫婦ってほんとうにうまくいってるのかなって疑問です。
飾らない部分をみせても「かわいいね」っていってくれる男性こそ、紳士。
そういう人はたとえ年をとってシワができても、ちょっとぐらい太っても愛し続けてくれます。そんな大きな心でやさしく包み込んでくれるような人こそ、あなたの魅力を理解してくれる相手です。