女性器まわりの性感帯といえば、膣とクリトリスにスポットライトが当たりがちですが、意外と忘れてはならないのが、「小陰唇」。そう、膣の入り口付近にある“ビラビラ”のことです。
今回は、この部分に注目。小陰唇の役割をまとめてみました。
◆性器を保護するため
小陰唇は、主にクリトリスや膣口、尿道口を保護するためにあります。色や形、大きさなどは人それぞれ。
人と比べる機会がない分、「私のアソコっておかしいかも」とコンプレックスを感じる女性もいるようですが、そんな心配はご無用です。
どんなビラビラも個性があってステキ!「みんな違って、みんないい」の精神に倣って、愛情のあるケアをしてあげましょう。
◆セックスをスムーズに楽しむため
2つ目の役割は、セックスでの感度をあげ、スムーズな挿入をうながすためです。
小陰唇は、膣に比べて神経がたくさん張りめぐらされており、性的に興奮すると充血してふっくらとし、濃い色に変色。さらに興奮状態になると、膣液の分泌が促され、それによって小陰唇がふるおい、ペニスを受け入れやすくなります。
挿入時にはビラビラがペニスにまとわりついて、男性により強い刺激を与えることも可能に。
見た目は地味ですが、意外にも快適なセックスライフを楽しむために、重要な役割を果たしているのです。
◆小陰唇縮小術ってどうなの?
最近、雑誌やネットの広告で「小陰唇を縮小するための手術」を目にするようになりましたが、単に“見た目をよくしたい”という理由で手術を受けることはおすすめしません。
小陰唇が著しく肥大している場合、下着とこすれて痛みがあったり、セックスするときに邪魔になったりなど、日常生活に支障をきたすことがありますが、それはかなり稀なケース。
手術にはリスクがつきもの。手術した部分が希望通りに仕上がらない可能性もあるので、安易にメスを入れるのは避けるべし。