濡れやすい体を作るために大切なこと

file5181299641659「挿入時の痛みがつらくて、快感をたのしむどころじゃない」と悩む女性の声をよく聞きます。

なかには「付き合っていた彼氏に『お前の穴、小さいんだよ。なかなか濡れないけど、なんで?』と言われたことがトラウマになり、セックスに苦手意識がある」(20歳/大学生)と話す女性も。

好きな人にこんな言葉をいわれたら、「自分の体が異常なのかもしれない」とコンプレックスに感じてしまいますよね。そこで今回はそんな女性のお悩みを解決する、濡れやすい体作りのポイントをお教えします。

 

◆性交時の痛みは「前戯不足」が原因

セックス経験の浅い女性が抱える「挿入がいたい」という悩みは、たいてい男性側の愛撫や前戯が不足していることが原因です。

女医の宋美玄先生も著書『幸せな恋愛のためのSEXノート』のなかで、「男女の性欲スイッチの入り方」について次のように説明しています。

「女性のオーガズムは、男性の射精とはまったく違います。男性の場合は、性的に興奮していなくても物理的な刺激を加えただけで勃起し、その後性欲にスイッチが入ることもありますが、これは女性の場合、基本的には不可能です。つまり、いきなりバイブを押し当てられたり、ムリにペニスを挿入されてピストン運動をされても、「物理的な刺激で濡れて、だんだん興奮し始める」ということは、まずありません」

いきなり服を脱がせて、ピストン運動をしようとする「手抜き男子」には、女子のほうから素直な気持ちを打ち明けてみましょう。

 

◆やんわり「まだ早い」と伝えよう

「まだ濡れてないの。痛いからいやだ」と事実をそのまま伝えてしまうと、彼は自信を喪失してしまいます。

「あまり慣れてなくて、緊張するの。すこし後ろからぎゅっと抱きしめてほしい」「ひさしぶりだから、今日はゆっくりしたいな」と、彼を不安にさせないように伝え方を工夫してみるといいでしょう。

それでも乱暴なセックスをしてくる男とは、寝なくてヨシ。若くて経験の浅い男性ほど、「入れたがり、出したがり」です。そんな彼には、あなたがすこしお姉さんになって「まだお預けよ」と伝えて、ペースメーカーになるようにしましょう。

参考文献:宋美玄『幸せな恋愛のためのSEXノート』ポプラ社