彼の力不足かも?女のヒステリーとセックスの満足度の相関関係

file0001222433999出会ったばかりの頃は、「明るく穏やかな少女」でいられたのに、付き合い始めて数ヶ月すると、突然泣き出したり、怒りをぶつけてきたりして、彼を困らせてしまった経験のある女性は多いはず。

大好きな人の前ではいつも笑顔でいたいのに、現実はそんなにうまくいかないものですよね。

そこで今回は、『ヒステリア』という映画を参考に、女性のヒステリーについて考えてみたいと思います。

 

■19世紀ロンドンでは、ヒステリーは病気だった

セックスツールとして広く浸透している「電動バイブレーター」の誕生秘話を描いた映画『ヒステリア』。この作品の舞台は、第二次産業革命真っ只中の19世紀ロンドン。当時はまだ女性に参政権がなく、性を楽しむことは罪とされていたため、過剰に抑圧された環境から「すぐ泣く」「異常性欲」「不感症」「うつ病」など女性特有のさまざまな症状を引き起こす患者が蔓延していたそうです。

そんな悩める女性のために、婦人科のダリンプル医師が考案したのが「電動バイブ」によるアソコのマッサージ療法。彼の治療により、女性たちは快楽と心の充足感に包まれ、ヒステリーから解放されたといわれています。

 

■女のヒステリーはセックスのすれ違いが原因

19世紀のロンドンと比較すると、性は解放され、フリーセックスを謳歌する若者も増えてきましたが、性をオープンに語る女性というのは、まだ少ないのが現状でしょう。

男性は、中学生の頃からオナニーの話で盛り上りますが、女性が初めて友達と性を語るのは、彼とのセックスや生理の話。彼女たちの多くは、オーガズムやマスターベーションなど、性の根幹に迫る話を積極的にしたがりません。

性を語る習慣のない彼女たちは、自分の欲求をうまく言葉にすることができないため、セックスで彼が独りよがりになっていても指摘せずに終わってします。そして、「そんなのじゃ感じない」「またひとりだけ満足して終わるのね」といった不満だけが蓄積されていき、ストレスがタンクの容量を超えると、ちょっとしたことで男性に罵倒を浴びせたり、泣き出したりしてしまうのです。

エクスタシーに達するセックスというのは、女性をストレスから解放し、心身の健康を促す効果があります。ストレスを敏感にキャッチしやすい女性にとって、セックスで彼にイカせてもらうことは、心の安定を保つために必要不可欠な行為ともいえるでしょう。

 

■別れ際のセックスは、女の自己防衛?(おまけ)

別れ話をしているときに彼女がセックスを求めてきてドン引きしてしまったという話をよく聞きます。

この珍行動は、「セックスをすれば彼も気が変わるかもしれない」という期待からしてしまう女性の自爆行為にみえますが、ひょっとすると過剰なストレスに耐え切れなくなり、セックスで心を癒そうとする自己防衛の一種なのかもしれません。

同じように、ゆきずりの相手とカラダの関係を持つ女性も、何らかのストレスから身を守ろうとして、セックスに走っているのでしょう。

もちろん、上記のように心が不安定な状態でセックスをしても、心身が満たされることはないのでフラストレーションは溜まる一方ですが。

 

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