セックスだけじゃダメ?いつまでもラブラブを長続きさせるには

男と女にとってセックスの相性があうことは、とても大切だけど、それだけでは関係が長続きしません。筆者のまわりにも3ヶ月周期で交際相手を変える女性がいますが、彼女たちの恋愛は、いつもセックスに偏りすぎていて、ベッドの上でマンネリを感じるとすぐに別の男を求めて乗り換えます。

「セックスしかしないのなら、セフレでいいじゃん」と思ってしまいますが、そういう割り切った関係には抵抗があるのだそう。理想と現実が乖離していて、傍から見ていると、とても滑稽です。

セックスに溺れるカップルの結末

あうたびにろくに会話もせずにセックスばかりしているカップルとセックスは月に1回程度で淡白だけど、毎晩深夜まで会話を楽しめるカップル。どちらのほうが関係が長続きするでしょうか。

正解は後者です。性欲が強い女性にこの質問をすると、「毎日会えるのに、月に1度しかセックスしないなんて付き合っている意味がない」と口にします。

たしかにすこし極端な例ではあるのですが、付き合い始めの過ごし方って、ふたりの関係にとってすごく大切で、セックスばかりしているとうまくいかないケースが多分にあります。

はじめのうちはカラダだけ求め合っていれば、ラブラブにみえた関係も、数ヶ月もすればどちらかがマンネリを感じるものです。先にセックスに飽きてしまったほうは、恋人との時間とそれ以外の時間(趣味や仕事、友達との時間)とを天秤にかけて、後者を優先するようになります。

もちろん、恋愛以外の時間をもつことも大切なのですが、最初の数ヶ月をセックスばかりで過ごしていて、充分に信頼関係が築けていなかったり、寝室以外でたのしく過ごす方法をしらなかったりすると、置いてきぼりにされたほうは、みるみるうちに不信感が募り、ケンカが絶えない関係になってしまうのです。

なぜ「セックスだけ」ではうまくいかないのか?

どんなにラブラブな関係でも、性欲の処理という関係だけでは長続きしません。

動物の場合は、繁殖行為そのものが生きる目的のようになっていますが、人間は、性的なエネルギーをいろんなことにむけることで、文明を発達させてきた生き物なので、どうしてもエネルギーの発散にいろんな手段を求めるものなのです。

このポイントをおさえておくと、恋愛も長続きします。

相手に興味をもとう

まずは、相手の趣味や夢中になっていることに興味をもってみましょう。どうしても性欲が抑えられないという人は、デートの前にマスターベーションをしておくか、ささっとセックスを済ませて、家から出るようにしてください。

ふたりの関係を外へ外へとひろげていくことで、愛もより深みを増してきます。

彼の趣味が映画だったとしたら、一緒に観に行って、そのあと喫茶店で数時間、彼の話に耳を傾けてみてください。おすすめの映画や好きな監督や俳優を聞き、どんなところが魅力的なのかを深く掘り下げるといいでしょう。

あなたにとっては退屈な時間かもしれませんが、彼にとっては性的エネルギーを昇華させる大切な時間となります。付き合ううちに、お互いの趣味や好きなことが一致してくると、セックスの回数が減っても、円満な関係でいられるでしょう。

自分を見つめなおそう

また趣味と呼べるものがない人は、セックス以外でじぶんが充実できることをみつけてみましょう。

新しいことを始めるときは、周りの目を気にせずに、じぶんが夢中になれるかどうかで選ぶこと。堅苦しい雰囲気が好きじゃないのに、お花やお茶を習ってみたり、内気なのに、料理教室に通ったりすると、かえってそのことがストレスになってしまいます。

マスターベーションやセックスで性欲を発散することも大切ですが、そのうちの半分ぐらいをスポーツや芸術など、ほかのことにむけてみると、これまで以上に恋愛が充実したものになるでしょう。カラダだけでなく、精神的にもつながりあったセックスには、この上ない快楽が待っているのです。