私は20代前半の頃、かなり奔放にセックスを楽しんできました。自他ともに認める「元ビッチ」です。
英語の「Bitch」は“尻軽女”“あばずれ女”“娼婦”といった女性を侮辱する意味合いの込められたネガティブなワードです。一方で、日本語で使われる「ビッチ」はもう少しポジティブだと思います。
最近では“素敵ビッチ”という言葉も生まれているようで、その言葉の背景には“自由に性を謳歌したい”という現代女性の願望が感じられます。
そんなわけで今回は、私の自由奔放な性遍歴を振り返り、普通の女子がビッチに目覚めるワケを考えていきたいと思います。
目次
ビッチとは程遠い“がり勉”時代
仕事上、日常的にエロいことばかり書いているワタクシ……ですが、10代の頃はそれこそ“ビッチ”とは程遠く、恋愛には奥手なタイプでした。
初めて彼氏ができたのは中3の頃。こう言うと「おっ、順調にビッチ道を歩んでそうじゃん!」と思われがちですが、その彼とは、放課後に公園でデートをするぐらいで恋人らしいことはほとんどしていません。
中学卒業後は、父の仕事の都合で渡米。アメリカの高校は単位制だったので、とにかく毎晩遅くまでベンキョーベンキョ―!学校の課題をこなすのに必死で恋人を作る余裕はありませんでした。
いわゆる“がり勉タイプ”で、リアルビッチな金髪女子たちを白い目で見ていた高校時代でした。ああ、思い出したくない暗黒の時代……。(笑)
大学入学後、処女コンプレックスを感じる
高校卒業後は、日本へ帰国。早稲田大学へ進学しました。地味な高校生活を過ごしてきた分、大学でははじけるぞッ!と期待に胸を膨らませていましたが、想像していた大学生活を送ることはできず……。
飲み会三昧のサークル新歓。うぇーいとムダにハイテンションでバカな早大生のノリに圧倒され、図書館に引きこもるように。(笑)
体育会系のサークルに入るのはムリだなと思ったので、お堅い女子たちが集う“日本舞踊サークル”に入部しました。
大学の授業、サークル活動、アルバイト……。それなりに忙しい大学生活を送ってきましたが、高校時代から引き続き“ビッチ”とは真逆の生活でした。
大学生ともなれば、友達とご飯に行くと「彼氏とのセックスの話」とか聞かされるわけですよ。
ええーついていけない…。でもまさか自分がまだ処女だとは言えない…。
と処女コンプレックスを抱えるように。
「一刻も早く処女を捨てたい…!」その一心で好きでもない男性と付き合い、大学2年の夏に初セックスに至ります。
抑圧していた性欲が爆発!遅咲きビッチに転身
初めてセックスした人は今振り返っても歴代1位、2位の座を争うほど、すべてが下手くそだったので、ベッドの中で“気持ちいい”と感じることはありませんでした。
でもなんでセックスし続けたのかって、友達とエロ話ができるのが楽しかったから。それだけです。
ああ、私も大人の仲間入りだぁ♪下ネタが話せるとお酒も美味しいぜ~!そんな感じで、酒と性欲に呑まれる日々を送ります。
セックスが楽しいと思えたのは、二人目のお相手でした。今、振り返ればそんなに大したテクニックをもった相手ではありませんでしたが、私のほうが彼にぞっこんで、とにかく四六時中セックスの事ばかり考えていましたね。
10代の頃に抑圧されてきた性欲が一気に溢れ出た感じ。
風邪で寝込んでいる彼を看病しに行ったはずなのに、彼のにおいを嗅いだら、途中でムラムラしてきちゃって…。「お願い、1回だけ」とセックスをせがむほど、性欲が爆発していました。
失恋をきっかけに自暴自棄に!ビッチが加速化
二人目の彼とは別れて、復縁して…を繰り返します。正式に彼と別れたのは、大学3年の冬。しかしそれからずるずると身体の関係だけ続きました。彼にとって私はセフレですね。
あるとき彼に「どうして最近キスしてくれなくなったの?」と聞くと、「ごめん、キスは好きな人としかしないって決めてるから」と一言。
今思い出しても、自分かわいそーーー!!(笑)
「私ってただの都合のいい女だったんだ(→気付くの遅すぎる)。このままじゃ、ダメになる…」と思い、彼の連絡先を消去!次の恋を探そうと決心するものの、そう簡単に思いを断ち切ることはできず。失恋の傷を癒すためにセックスを繰り返します。
酒とセックスに呑まれる日々。ビッチの加速化が止まりませんでした。
いろんな男とセックスするのが楽しい!
結局、その彼のことは“男遊び”を繰り返しているうちに半年ぐらいで忘れることができました。(パチパチ~)
彼氏ができても、セフレとの関係を切れなかったり、他の男性と浮気をしてしまったり……。大学4年の夏から社会人1年目の冬までは、私のビッチ黄金期です。
毎晩のように男をとっかえひっかえ。新規の男性を開拓しては、女友達と「あいつはこうだったよ~」なんて感想を言い合うのが楽しくて仕方がありませんでした。
お酒のつまみに“セックス”していた感じですね。
ビッチを卒業したきっかけは…
数年間続いた私のビッチ生活。男遊びから抜け出したきっかけは、今の夫と出会ったことでした。
月並みですが、セックスで「愛されてる実感」を持つことができたんですね。なんというか、私の夫はものすごく心が広くて、私がどんな理不尽がわがままを言っても、笑って許してくれる人なんです。
夫の前では背伸びすることなく、自然体でいられたんですよね。だから夫と出会う以前に比べて、情緒が安定し、自分が好きになりました。
最初の頃はそんなにうまくなかったセックスも、回数を重ねるごとに上達していって、自分で指でするオナニーよりも気持ちのいいクンニでイカせてくれるようになりました。
心も身体も満たしてくれるパートナーと出会えたこと。
これこそが私がビッチ(男遊び)を卒業したきっかけです。
私が考える「ビッチに走りやすい女子の特徴」
私の経験を振り返ると、ビッチに走りやすい女子の特徴は以下の通りです。
・性に対して厳しい環境で育った人(女子校出身、しつけが厳しいなど)
・処女を捨てるのが遅かった人
・失恋で自暴自棄になってる人
・性欲が強く、ゲーム感覚でセックスを楽しみたい人
あなたにも思い当たる部分はありませんか…?
世間的に「ビッチ」ってイメージが良くありませんが、自分で納得してセックスを楽しむのであれば、べつにいろんな男をお試しする時期があってもいいと思うんです。
自由気ままに性を謳歌する“素敵ビッチ”が生きやすい時代がやってくることを祈って、PINKYでは引き続き、女性のためのエロ情報を発信していきますよ~!