精力のバロメーター?!朝立ちはなぜ起こるのか

明け方、目を覚ますと、となりで寝ている彼の下半身がもっこりしているのをみて、目のやり場に困ったことはありませんか?女性のなかには「元気な下半身」にうれしくなって、朝から時間をかけてフェラチオで彼を起こしてあげるという奉仕派タイプもいるようです。

でもこの「朝立ち」ってなぜ起こるのか、不思議ですよね。精力や健康のバロメーターともいわれていますが、実際のところはどうなのでしょうか。

朝立ちのメカニズム

朝立ちは、人間の睡眠リズムが影響して起きるといわれています。睡眠は、体を休める「レム睡眠」と脳を休める「ノンレム睡眠」が交互に繰り返されていますが、朝立ちは「レム睡眠」のときに起こります。

つまり、男性は目覚めたときだけでなく、寝ている間に何度も勃起しているということですね。ちなみに、女性の場合、レム睡眠が始まるとクリトリスが勃起し、寝ている間に濡れることがあるそうです。

元気な朝立ちは若い証拠

レム睡眠のたびに勃起することを「夜間勃起現象(NPT)」といいますが、この時間は、若いときほど長いといわれており、20代のときは睡眠時間の約半分、40代では4分の1、50代では5分の1になるといわれています。

NPTは、テストステロンの低下によって時間が短くなるため、しぜんに目が最メタ時に朝立ちが起きていないときは、更年期障害になっている可能性があるそうです。

男性の体に起こる不思議が解明されると、これまで以上に彼のことが愛おしく思えてきますね。男女の生理現象を理解することは、カップル円満の秘訣です。普段、あまりお互いの体のことを話さないという方は、ぜひ女性のほうから話題にしてあげてくださいね。

参考文献:石原結實『男はおしりで選びなさい』