
Freedigitalphotos.net
セックスは他のどんな行為よりも「男らしさ」「女らしさ」を育んでくれます。愛する人とのふれあいを通して、自分のセックスアピールに自信がつくと、人生は豊かになるものです。
今回は、男女ともに心身が満たされる「幸せなセックスの条件」について考えていきます。
◆男はセックスに何を求めているのか?
男性は魅力的な女性を目の前にすると、すぐに「セックスしたい」と思います。こう言うと、「男って結局、誰が相手でもいいんでしょ。汚らわしい」と眉間にしわを寄せる女性もいるでしょう。
たしかにそうかもしれません。
でも、私たちが誤解してはならないのは、男性はセックスを通して、相手に心を開き、愛を受け入れ、与えることができるようになる生き物であり、女性のオーガズムこそが、男性が本能的に求めているものを満たすことができるということです。
つまり、男性は女性が満足している姿をみることで、自分が認められたと感じ、より多くの愛を女性に与えようと気持ちになるのです。
だから、ヴァギナが温かく潤っている女性をみると愛おしいと思い、自分のタッチに無反応な女性に出会うと「否定された」と感じ、心を閉ざしてしまいます。
女性からみれば「いつも的外れなところばかり触ってくるくせに、何を自分勝手なことばかり言ってるの?!」と不満を漏らしたくなるかもしれませんが、そこは少し怒りを抑えて、冷静に「男の本音」と向き合いましょう。
◆“イッたふり”をするセックスの悲しい結末
男性はセックスで「女性の満足度」に関心があるとお伝えしましたが、では「感じているふり」をすれば愛されるのかというと、そういうわけではありません。
ここで、筆者の体験談をお話します。
筆者は、6歳の頃からオナニーをしていたぐらい、“気持ちのいいこと”が大好きな女子なのですが、セックスでは何年間もオーガズムを感じたことがありませんでした。
あるとき男性から「みさとって、イカないよね」といわれたことをきっかけに、「セックスでイケない自分には欠陥がある」と負い目を感じるようになったのです。
それ以来、セックスでは演技をするようになりました。それはもう、、我ながら“見事な女優”だったと思います。声や仕草、体のよじらせ方など、どうすれば男性を喜ばせることができるのかを研究したりして。
でもその結果に待っていたのは、「不完全燃焼で終わる、虚しいセックス」でした。
「何回イッタの?」と聞かれ、「3回ぐらい」と嘘をつくと、男性はそれ以上、筆者の体に興味を持たなくなるのです。流れ作業のように淡々と終わるセックス。単調な愛撫。
いつしか「セックスは誰としても気持ちよさは変わらない」と思うようになりました。その一方で、いつも心の底で「本当に愛されているのだろうか」という不安を抱えていたのです。
演技をすればするほど、オーガズムの快感から遠のく。セックスをするたびに不安になる。そんな負のスパイラルに陥っていた筆者を変えたきっかけは、昔お付き合いをしていた男性の前でオナニーをしたことでした。
その彼はとても研究熱心で、筆者の演技もすぐに見抜いてきたのです。彼に「本当はまだイってないでしょ?」といわれたときは、恥ずかしい気持ちになりながらも「この人なら私の体を理解してくれるかも」とほっとしました。
1度オナニーをみせてからは、「演技をしなければいけない」とも思わなくなり、頭と体で感じていることが一致しているから、「相手をとっかえひっかえする」こともなくなりました(笑)。
◆幸せなセックスの条件は「オーガズムのあるセックス」
筆者が経験から学んだことは、幸せなセックスには女性のオーガズムが必要不可欠であるということ。女性が自分の快感に素直になり、男性とコミュニケーションをとることの大切さです。
多くの男性は、女性を満足させる方法を「知っているつもり」になっているだけで、本当は正しく理解していません。相手が変われば、それまでの知識や経験はまっさらにして、また1から目の前の相手と向き合うのが、幸せなセックスの基本ルール。
「彼がイカせてくれるはず」と期待せずに、会話をしましょう。女性がセックスに主体的になれば、彼との関係性にも変化があらわれるはずです。