みんなどうしてる?彼を傷つけないエッチの断り方

Freedigitalphotos.net

Freedigitalphotos.net

先日、大学生の女の子にこんな相談をされました。

「彼の性欲が強すぎて、お泊まりをすると一晩に何回も求められて苦痛です。断ると不機嫌になるし、どうしたらいいのかわからなくて困っています」

体が疲れていたり、翌日早くから予定があったりすると、エッチのお誘いもキャンセルしたくなりますよね。こんな日は、どうやって伝えればいいのでしょうか。

 

◆セックス=挿入ではないことを理解してもらう

まず考えてほしいのが、「彼とのセックスは何のためにしているのか」ということ。子作り、快楽、性処理、癒し、スポーツ・・・など、セックスの目的って人それぞれです。でも、恋人とのセックスで忘れてはいけないのは、愛情を伝えるスキンシップであるということだと思います。

これを念頭においていると、相手が嫌がるプレイはしないことが前提になるし、セックスのタイミングも“お互いが欲したとき”にすればいいとなるのです。”セックス=愛情表現”として捉えれば、断ることにも負い目を感じなくなるはず。もしタイミングが合わない日が続いて、性欲が抑えられないときは、個々でマスターベーションをするという選択肢もうまれます。

このことを男性にも理解してもらえると、挿入や射精はただのオプションでしかなくなってきます。セックスは「キスで始まり、射精で終わる」行為ではありません。女性だけがオーガズムを迎えて終わる日があってもいいし、その逆があってもいいのです。

ちなみに筆者の場合は、“射精でフィニッシュを迎えるセックス”は週に1度しかしていません。週1ペースでも1回で深く満たされるセックスができているので、それ以上、体が欲しないのです。でも寝る前は、抱き合ってお話をしたり、彼にオナニーのお手伝いをしてもらったりしてもらったり、彼のペニスと遊んだり、毎日肌のふれあいを持つようにしています。

セックスとは、マニュアルに依存せずに、お互いが望んでいることを汲み取り、2人でオリジナルなものを作り上げる行為です。挿入をするかどうかは、レディーファースト。女性が主導権を握るようにすると、「どうやって断ろう…?」と悩むこともなくなりますし、男性もセックスで「女性を大切にしよう」という気持ちが強くなります。

 

◆無理してフェラをする必要はない

もう1つ知っておいてほしいのが男性への奉仕について。あるワークショップに参加した際に、風俗の仕事をしている方がこんなお話をしていました。

「セックスを断られると、男性は自分を否定された気になる。だからどうしてもできない日は、口で抜いてあげたほうがいい」

これってどう思います?もちろん、フェラ好きな女性であれば、してあげてもいいでしょう。でもセックスを断るときって、性的な気分になれないことが多いですよね。そんなときに、ペニスをくわえて、射精のお手伝いをするって、かなり負担だと思いませんか。

筆者は、「体が欲していないことはしなくていい」という立場です。

最近の20代、30代男子は、AVの影響で自分本位なセックスをする人が多いといわれています。フェラチオはまさにその象徴ともいえるでしょう。

「口で抜く」「精子を飲む」。女子にとっては全然気持ち良くない行為を、“愛”という言葉で塗り固めて、強要する。これって、もやは暴力ですよね。

若い女の子が「フェラチオしないと愛されないかも」と言っている姿をみると、悲しくなります。20代女子には、フェラテクを磨く前に、彼にオナニーのお手伝いをさせるぐらいの奔放さを身につけてほしいものです。