妊娠をきっかけに「セックスレス」に突入するご夫婦は多いもの。
かくいう私はというと、「完全にレス」とはいかないまでも、妊娠前よりはセックスの頻度ががくっと減少。
妊娠初期はつわりの影響で、性欲がまったく湧きませんでしたが、安定期に入ることから体調が回復して、性欲もむくむくと湧いてきました。
とはいえ、私は大切な赤ちゃんを妊娠中。性欲が湧いたからといって、「夫とセックスしてもいいだろうか?」とためらいの気持ちがあったように、夫自身も、私の妊娠をきっかけにセックスに消極的になり、しばらくセックスレスから抜け出せない日々がありました。
私のように、「妊娠中もしたいけど、旦那が求めてこない」と悩む妊婦さんって意外と多いのかなーと思い、今回は私が実践したセックスレス解消法をご紹介します。
オナニーでは満たされなかった夜
私はもともと性欲が強いほうなので、妊娠後も変わらずオナニーを日課にしていました。
とくに安定期から妊娠後期にかけては、自分でも驚くぐらい性欲が湧いてきて。毎晩のようにエッチな夢をみたり、ムラムラして眠れなかったりしたのです。
ある金曜日の夜、いつものようにオナニーをしていたのですが、なんだか人肌恋しくなり、夫の部屋へ。(※わが家は夫のいびきがうるさいので、夫婦の寝室は別です)
夫にぴたっとカラダを寄せて、それとなく誘ってみました。
セックスのお誘いを拒む夫

少し戸惑いながらも、うれしそうに腕枕をしてくれる夫。いつもならこのままセックスに突入するはずでしたが、夫は何分待っても手をだしてきませんでした。
しびれを切らし、私が夫のおちんちんに手を伸ばすと、

とひと言。以前、夫には「妊娠中にオーガズムを迎えると子宮収縮して、お腹が張りやすくなる」という話をしていたせいか、夫はセックスを拒みました。

と誘ってみると、最初は浮かない表情だった夫も、私が感じる様子をみて、徐々に行為を楽しんでいるようでした。その晩は久々に盛り上がり、妊娠中でも夫婦で触れ合うことの大切さを実感しました。
妻が妊娠中の夫側の気持ち
セックスが終わったあと、夫と話をしてわかったのですが、夫は私と赤ちゃんの体調が心配でセックスに積極的になれなかったとのこと。

妊婦検診でのエコーをみせたり、胎動が感じられたりすると、赤ちゃんへの愛着が湧くとともに、「おちんちんをいれたら赤ちゃんに当たっちゃうんじゃないか」と怖くて、セックスができなかったそうです。
夫のやさしさに触れることができ、勇気をだしてセックスを誘ってよかったなと思いました。
妊娠中のセックスを安全に楽しむための6か条
わが家もそうでしたが、「妊娠中、旦那さんが求めてくれない」と悩む女性のパートナーに多いのが、「妻の体調を気遣ってセックスに消極的になるケース」。
パートナーへのやさしさがあるのは素敵なことですが、お互いに「したい気持ち」があるのに、セックスレスに突入してしまうのは悲しいですよね。
そこで最後に、妊娠中でもセックスを安全に楽しむための6か条に触れておきましょう。
流産や早産の恐怖心からセックスを拒む旦那さんへの説得材料としても、ご活用ください。
<妊娠中のセックス、6つのルール>
二松まゆみ「いつまでも熱い二人でいたいから キョウイクSEX」
・妊娠初期は控えるべし
・いつもよりゆっくりソフトにすべし
・コンドームを着用すべし
・おなかの張りや出血があったら即中止すべし
・けっしておなかに負担をかけるべからず
・挿入にこだわらず楽しむべし
オーガズムを迎えると子宮が収縮してお腹が張ることがありますが、妊娠の経過が順調な妊婦さんなら大きな問題はないそうです。
私も出産のギリギリまでよくオナニーをしていました。妊娠後期になるにつれて、お腹の張りが強くなりましたが、張りがひくまで横になって安静にしていたらすぐに良くなりました。
妊娠中の激しい体位やプレイや禁物ですが、産後のセックスレスを予防するという意味でも、妊娠中からスキンシップを大切にしていけるといいですね。