排卵日って自分で分かるもの?私なりの見分け方

妊娠を望む人にとって次の排卵がいつやってくるのかって気になりますよね。排卵日が近くなると女性は外向的になり性欲も強くなるなんて言われていますが、実際のところ自分自身で見分ける方法はあるのでしょうか。

ピルをやめたら排卵を感じるようになった【体験談】

私は妊活をきっかけに数年間服用していた低用量ピルをやめました。低用量ピルとは、一時的に排卵をストップさせる作用のあるお薬です。

ピルの服用をやめて驚いたのは、生理周期にあわせて明らかに体調が変化する様子が感じられたこと。生理がくる前の日はどんなに体が疲れていても気分が高揚して眠れなかったり、それまでほとんど気にしたことのなかった生理痛に悩まされたり…。

この数年間、ピルにどれだけ助けられていたんだろうと思い知らされた体験でした。

なかでも一番驚いたのは、排卵のタイミングが自分で分かるようになったこと。排卵がはじまった日は、まるでニワトリが卵を産むかのように、目覚めてすぐに「あ、今日排卵してるな」と感じ取れたのです。

妊活をはじめてから基礎体温をつけていたので、体温を測ってみるとグラフがガクッと下がっていて、「やっぱり~!!」と思うことが何度もありました。

私はどのようなポイントから自分の排卵日を見分けていたのでしょうか。いくつか気付いたことをまとめてみました。

排卵日に体に起こる変化

性欲が強くなる

本能的ですが、やっぱり一番わかりやすかったのはとにかくムラムラしたことです。

妊活をはじめてからセックスの回数を増やそうと、お互いにその気になれなくても「今夜ヤットク?」みたいに義務的なセックスをすることもありました。クンニして、入れて発射!わずか10分足らずのファストセックスで、ムードの欠片もない夜もあり、「子作りって意外と大変だな…」なんて思っていましたが、それでも排卵日のセックスだけは別でした。

主人はどう思っていたのか分かりませんが、私は朝からやる気満々!(笑) 平日の朝でも時間帯を問わず、朝勃ちしている主人のおちんちんにアソコをこすりつけて、「したいアピール!」。相手が乗り気でないときは、馬乗りになって強引に挿入…というかなり野獣なセックスをしていました。

排卵日がやってくると発情期のサルのように、性欲が抑えられなくなるのです。

ドロっとしたおりものが出る

排卵日にはゼリー状の透明なおりものが下着についていることもありました。

通常、おりものはさらさらとしていますが、排卵日が近くなるとドロっとした粘着性のあるおりものに変わります。私はもともとおりものが少ないほうなので、排卵日の日にドロっとしたおりものが出ると「あぁ、やってきたな」とすぐにわかりました。

スライムみたいにびよーんと手で伸ばしながら、「今回こそちゃんと着床してよね!」と子宮に話しかけていたのを覚えています。

お腹がキリキリと痛む

下腹部がキリキリと痛むこともありました。生理でもないのにおかしいな…と思って調べてみたら、医学的には「排卵痛」と呼ばれているそうです。

排卵痛が起こる原因は主に2つ。

①黄体によるもの、
②卵子が飛び出す際にできた傷によるもの

黄体とは卵子が排卵された後の卵胞が変化したもの。これにより、一時的に卵巣が腫れた状態になりキリキリとした痛みを感じやすくなるそうです。

ちなみにこの黄体から分泌される「黄体ホルモン(プロゲステロン)」は、頭痛やだるさを引き起こす厄介なホルモンとしても有名ですが、実は子宮内膜を肥厚させて受精卵が着床しやすい状態にする働きもあります。まさに妊娠を望む女性にとっては欠かせないホルモン!

キリキリとした痛みを感じたら、「あぁ、妊娠のために子宮や卵巣が頑張ってくれてるんだなぁ」と自分の体をいたわってあげましょうね。

化粧のノリがいい

排卵日が近づくとお化粧のノリもよくなります。排卵日はエストロゲンという女性ホルモンの分泌量が高まり、肌のツヤが増すのは科学的にも証明されている事実。こうした見た目の変化からも排卵日は見分けることができるのです。

もっと正確に排卵日を調べるなら…

基礎体温

排卵日は基礎体温を毎日測ることでもっと正確に把握することができます。

生理がはじまってからしばらくは低温期、排卵日になるとガクっとグラフがさがって、数日後には高温期にはいります。

基礎体温は排卵日のチェック以外にも、体温の波形から排卵の有無、病気の可能性なども調べることができるんです。妊娠を希望していない女性でも、健康管理のために一度つけてみることをおすすめします。

排卵日チェッカー

もっともお手軽に排卵日をチェックできる基礎体温ですが、難点は「毎日同じ時間に測り続けなければならないこと」。

私も妊活をはじめてからはつけるようにしていましたが、なかなか習慣づけるのは難しくて…。2日ぐらい測り忘れちゃうと、グラフが欠けてしまうので余計に記録するモチベーションがさがってしまうんですよね。

そんな方には、排卵日チェッカーという医薬品がおすすめ。妊娠検査薬とも呼ばれていて、薬局やインターネットで購入することができます。

排卵日が近くなったら、スティック状の排卵日チェッカーにおしっこをかけて、スティック窓に表示される「陽性・陰性」判定を待つだけ。時間帯を問わずにいつでもチェックできるうえ、その正確さは99%以上の優れもの。

基礎体温の計測を続けられない…というズボラさんは試してみてもいいかも。

まとめ

今回は、「排卵日って自分でわかるもの?」というテーマでお届けしました。

排卵日周辺に体に起こる変化だけみても、

・性欲の強さ
・おりもの
・腹痛
・肌や髪のツヤ

などのサインで見分けられることがわかりましたね。女性の体は生理周期によって大きく左右されるもの。妊活中の人もそうでない人も、健康管理の一環として「排卵のタイミング」とじっくり向き合ってみてはいかがでしょうか。