目の疲れで子宮が緊張するってホント?

インターネットやSNSが普及した昨今、一日中スマホを手放せない生活を送っている女性も多いのでは。かくいう私もそのひとり。職業柄、デスクワークで目を酷使することが多いため、つい集中して作業をした日は、肩から首がガッチガチになることがあります。

目が疲れると頭痛や肩こりの原因になったり、メイクでは隠しきれないぐらいに目の下のクマが深刻化したり…美容や健康にはなんとなく良くないことは実感している方も多いと思います。

ところが疲れ目は、女性の体にとても大切な「子宮」にも悪影響をもたらしていることをご存知でしょうか。これから妊娠を考えている方は、目を酷使する生活習慣を見直したほうがいいかも!

長時間のデスクワークは「自律神経のバランス」が乱れる原因に!

パソコンの前で何時間も仕事をしていると、目がしょぼしょぼしたり、頭痛がしたりすることはありませんか。

本来、目は遠くを見るときは「交感神経」、近くを見るときは「副交感神経」が優位になります。私たちはこの二つの神経をバランスよく使うことで、自律神経を保っています。しかしパソコンやスマートフォンをみるときは、この二つの神経が同時に動いてしまうために、目が疲れてしまうのです。

狩猟採集時代は、目は「遠くにいる獲物」を捕獲するために使われていました。しかし現代人は、「狩り」の代わりに「パソコン」をつかって仕事をするようになりました。近くのものをみているときは、副交感神経が優位になりますが、頭がお仕事モードに切り替わることにより、交感神経も活発に働きます。この緊張は脳や脊髄を通り、体全体を緊張させてしまうのです。

二つの神経が疲れると自律神経が乱れてきます。子宮や女性ホルモンは「自律神経」によって動いているため、体の不調につながりやすいのです。加えて、体の緊張状態が骨盤にも伝わり、下半身の血行が悪くなることで、子宮にも負担がきてしまいます。

ネットやSNSの情報過多は「脳の疲労」にもつながる

最近は寝る前にFacebookやinstagramなどのSNSを欠かさずチェックする方も多いと思いますが、これもほどほどにしたほうがよさそうです。

SNSは人に見られることを前提に投稿をしているので、つい自分を良く見せようとしてしまいがちです。それを分かったうえで暇つぶしに見る程度であればいいのですが、友達のリア充そうな投稿を真に受けて「あの子に比べて私の生活は全然たのしくない」などと比較してしまうと、ストレスになる一方です。

寝る前にSNSチェックを習慣にしてしまうと、悩みや不安で頭がいっぱいになりなかなか寝付けないということもあるでしょう。ただでさえ「目」を酷使することの多い現代社会は、情報過多により頭がぐったりしているものです。脳の疲れはその日のうちに休めてあげるつもりで早めにベッドに入った方がいいでしょう。

仕事は「根を詰めすぎない」ことも大切!

仕事が忙しいときは、1日12時間ぐらいパソコンの前で作業をしていた私ですが、最近は「妊活」にむけてすこしペースを落としています。

仕事は17時までに終わらせるのがマイルール。なかでも執筆など集中力を要する作業は、なるべく午前中に済ませるようにしています。仕事中は30分に一回ぐらい窓の外を眺めたり、伸びをしたりして息抜きをとるようにしています。疲れ目防止で「ブルーライトをカットするメガネ」も外せません。できるだけ根を詰めすぎないという気持ちが大切ですね。

仕事が終わったら基本的にパソコンやスマホは使いません。必要なときに連絡をとりあう程度で、だらだらとネットサーフィンをしたりSNSをみたりする習慣は卒業しました。

ちょっと前にアメリカで話題になった「デジタルデトックス」を意識して生活しています。目に見えるところにスマホを出しているとつい触ってしまうので、自宅にもどったらカバンやコートのポケットに入れっぱなしにしていることが多いです。

オフタイムは、視覚以外の「感覚」を研ぎ澄ます

平日は仕事を終えてから就寝時間までの7時間ぐらいは、「頭や目を休ませる時間」として過ごし方を工夫しています。

我が家では私が家事をメインに担当しているので、夕飯の支度や掃除などで2時間ぐらい使いますね。そのあとは、犬の散歩に出かけたり、お風呂にはいったり、自分がリラックスできる時間をつくっています。

人間には五感が備わっていますが、私を含め現代人は「視覚」に頼りすぎた生活を送っていることが多いので、1日のやることを終えてから寝る前までの数時間は、あえて「視覚以外」の感覚を使う時間を持つことが大切だと思っています。

料理は「においを嗅ぐ(嗅覚)」「味付けを見る(味覚)」。犬と遊ぶ時間は、「触れる(触覚)」などの感覚が研ぎ澄まされます。

このように五感を磨くとリラックスして、子宮の緊張状態もふわっと緩んでくるはずです。現代は仕事と家庭を両立させる「多忙女子」が多いですが、忙しいときこそ肩の力を抜いて頑張りすぎない暮らしを意識することが大切なのかもしれませんね。