「エッチは男性がリードすべき」という思い込みは捨てるべし

草食系男子が増えていると言われる昨今、「彼が誘ってくれなくて」「エッチがすごく淡白!」と悩む女性は多いです。

彼よりも自分のほうが求める頻度が多いと、「私って魅力ないのかな」と自信喪失してしまいますよね。ハッピーなセックスライフを送るにはどうすればいいのでしょうか。

幼少期に作られた「セックス観」に支配されていませんか?

男女ともに「セックスは男性がリードするもの」という考え方をお持ちの方は多いでしょう。しかし「男はこうあるべき」「女はこうすべき」という発想に囚われすぎると、セックスが重荷になったり、窮屈に感じたりすることもあります。

こうした「性役割」は子どもの頃に育った環境が影響していることが多いため、なかなかすぐに変えるのは難しいのが現状です。

たとえば、亭主関白の父親を持ち、しつけが厳しい家庭で育った女性は性に対して控えめなことが多いです。自分の性欲に嫌悪感を抱いていることも多く、セックスそのものを好きになれないことも。

これは幼い頃に両親や周りの大人との関係性を通して「女性がセックスを求めるのはハシタナイこと」という価値観を植え付けられたせいです。役割分担という古い意識を強く持っているため、セックスにおいても自分の欲求を抑圧しがちで素直に楽しめないのです。

気持ちいいセックスはふたりで作るもの

親に植え付けられたセックス観が影響で、性に対して受け身な女性はどうすればいいのでしょうか。

結論からいうと「気持ちいいセックスは二人でつくるもの」という気持ちで向き合うことですね。そうすると「彼が誘ってくれない!」といったフラストレーションも感じにくくなると思います。

セックスに対して主体的に関わろうとすると、「どうして誘われないのだろうか」と冷静に考えるようになります。「ここ最近仕事が忙しいから、疲れているのかも。睡眠時間も削っているみたいだし…」などと、相手のことを考える余裕も生まれるでしょう。

気持ちいいセックスは、お互いに健康なカラダがあって成り立つものですから、忙しい平日はひとりエッチで処理して、休日に備えよう…と相手を気遣いながら、自分の性欲をコントロールできるようになれば、もう立派なオトナです。

いいセックスは穏やかな関係から生まれる

「彼から誘われない」と悩んだときにもうひとつ自分に問いかけてほしいのが「彼にとって癒しの存在になれているかどうか」です。これ意外と見落としがちな女性が多いんですよね。

セックスの頻度が減っているときは、たいていベッド以外でのスキンシップや会話も減っている傾向が。

口を開けば小言ばかりいって、ご機嫌斜めな彼女を抱きたい…とはなかなか思えないもの。「いいセックスは穏やかな関係から生まれるもの」と心得て、彼との関係性を見直してみてくださいね。