アンパンマンのような丸顔、ぽっこりお腹。だらしのない彼の体型に「出会った頃はこんなはずじゃなかったのに…」とため息をついたことはありませんか。
もりもりとおいしそうにご飯を食べる姿には愛おしさを感じても、肥満男性との夜の生活には「まったく動いてくれない」「そもそもセックスしてくれなくなった」と不満を漏らす女性も少なくありません。
肥満は生活習慣病のリスクを高めるだけでなく、夫婦間のセックスにも悪影響をもたらす可能性があります。ここでは、性欲と肥満の密接なつながりについて詳しく解説していきましょう。
結婚後、幸せ太りする人は多い

結婚準備の総合サイト「ゼクシィ」が2011年に実施した、幸せ太りに関するアンケートによると、「結婚後、夫の体型が変わった」と回答した既婚女性は37%。3人に1人以上が「太っている」ことが明らかになりました。
実際、私の主人もこの1年間でかなりぽっちゃり体型になりました。付き合い始めた頃は腹筋が割れていたので、「結婚詐欺!」とよくからかっています。
周りにも結婚後の幸せ太りについて意見を聞いてみたところ、「結婚式前は飲み会に誘われる機会が増えるから」「一緒に暮らすようになって、毎日手料理を食べるうちに」など、まさに幸せいっぱいの結婚生活がうかがえる回答ばかりでした。
太った夫とはSEXしたくない
順風満帆な結婚生活の象徴にもみえる「幸せ太り」ですが、太った旦那とのセックスライフには何かと不満が付き物のようです。
・「付き合っている頃は60キロ台だった彼の体重が、結婚後3年間で20キロも増えました。私はやせ型の男性が好みなので、主人には魅力を感じません。もう2年以上セックスレスが続いています」(33歳/女性)
・「夫とはけんかもなく仲良しなのですが、セックスだけはイマイチです。お腹が出ているので挿入中に肉があたる音がすると、気持ちが萎えてしまいます。『早く終わらないかな』と思うこともあり、このままだとセックスレスになりそう…」(31歳/女性)
産後に太った妻を見て、「もうお前とはできない」とセックスを拒否する男性は多いですが、女性も同様に、男性の肥満に対して嫌悪感を抱いている方が多いようです。
結婚するとつい気が緩んでおしゃれや体型維持に対する努力を怠りがちですが、相手への思いやりとして「最低限の自分磨き」を欠かさないことも末永く愛し合うための秘訣として大切なのかもしれません。
肥満は性欲減退につながる?
さらに幸せ太りは、男性自身の性欲を低下させる原因にもつながります。ある調査ではBMIの値が30を超えると、テストステロンの低下がみられています。
テストステロンは男性ホルモンの一種で性欲の源となる物質。肥満によりこの分泌量が減ってしまうと、性欲や勃起力の低下を感じることがあるようです。
また、余計な脂肪が増えると体が重くなりますよね。腰を振るときにビール腹が邪魔をして、挿入が始まってもすぐに疲れてしまいます。加えて、自分の外見にも自信がなくなる分、セックスに対して消極的になりやすいのかもしれません。
彼の肥満体型を改善するには・・・

アメリカでは「肥満と喫煙は会社で出世できない」と言われています。太っている人は自己管理能力が足りないうえ、外見もだらしないことが理由なのだそう。愛する彼がぽっちゃり体型になってしまったら、パートナーとしてどう向き合えばいいのでしょうか。
まずは「運動と食生活の改善」から始めましょう。とくに運動をする習慣がない人はいきなり始めようとおもってもなかなか長続きせず、挫折してしまう人が多いです。
その場合は、「週末にランニングに誘う」「お風呂上りのストレッチに付き合う」など、さりげなく女性がサポート役にまわってあげられるといいでしょう。
ダイエットは結果が出るまで時間がかかるのでつらいもの。「痩せてよ!」と不満をぶつけるのではなく、一緒に楽しみながら健康維持をするつもりで向き合っていけるとさらに愛が深まりそうです。