男性が受け身になるセックスも試してみるべき3つの理由

男性の性感帯は「ペニス一点主義」と思われがちですが、実は女性とおなじで性感帯は全身に散らばっています。

女性と違ってそのことにあまりフォーカスされないのは、「セックスは男性が積極的になるもの」という共通認識が男女のあいだでなんとなく定着しているからでしょう。

「セックスにおいて女性は男性からイカされるもの。男性は自分自身でイクもの」と思っている方も多いのでしょうか。その無言の圧力から男性は受け身になることを避けるのです。

もちろん最近はそうした考え方も薄れてきて、はじめから淡白を貫き通す男性もいて、そうした「受け身男子」に不満をもらす女性も多く存在します。

しかし実は、男性が受け身になるセックスには意外なメリットが隠されているのです。ふたりで気持ちよくなるためのヒントにつながるので、次のように発想の転換をしてみるといいかもしれません。

男性のSEXテクニックが向上する

彼の愛撫の仕方が的外れで気持ちよくない!という人こそ、彼にマグロになってもらうべき。男性自身が自分の体にはたくさんの性感帯が存在することを知り、女性に対する愛撫方法も改善していきます。

マッサージの得意不得意と同じで、きちんとツボをおさえていれば多少の感度の違いはあっても、自分が感じる場所をイメージしながら相手の体に触れることができますよね。

そうすることでテクニックの向上につながるのです。自分がどこを愛撫されたら気持ちいいのかイメージしながら、「私こうされると感じるの」とお気に入りの性感帯をそっと打ち明けてみるのもいいかもしれませんね。

与える楽しみを見つけられる

セックスには「自分が気持ちよくなること」「相手が気持ちよくなること」の二つの楽しみがあります。自分の快感欲求を満足させるだけのセックスは、最初は刺激的で気持ち良くても、すぐに飽きてしまいます。

セックスは「与える楽しみ」を発見してこそ、深い満足感が得られる行為なのです。愛撫の手順は、体の末端からはじめて、ペニスを最後までお預けにすること。

彼の体を愛撫してみて、何も感じなかったら触れる手の動かし方やスピードを変えてみます。男性が「くすぐったい」「ゾクゾクする」と感じる部分は、そのまま性感帯になる部分です。

セックスのたびに繰り返し愛撫を続けることで、やがて「気持ちいい」と感じるようになっていくことでしょう。彼以上に彼の体を理解するつもりで、足先から頭のてっぺんまで全身を愛撫してみてくださいね。

マンネリ防止

気持ちいいセックスには「ロールプレイング」を意識することが大切です。「快感を与える側」「受け取る側」をはっきりさせておけば、途中で邪魔が入ることなく、お互いの役割に集中することができます。

はじめに男性が女性を満足させてから、挿入でフィニッシュを迎えるというカップルは、このセックスの流れをガラッと変えることでマンネリを防止することができます。

彼が覆いかぶさってきたら、「今日はわたしから始めるね。ベッドにあおむけになって」と命令してみましょう。いつもとは違うあなたの姿に、彼も興奮すること間違いなし。

「なんか最近彼がマグロで……」とセックスに不満を持ち始めたら、それはあなた自身が男性を満足させてあげられていない証拠かも。彼に「気持ちよくさせてもらう」のではなく、快感やエロスを自家発電できる女性を目指したいものですね。