彼がなかなか手を出してこない。もしかしてEDじゃないの?

EDで悩む男性と不満が募る女性

日本では1800万人と言われているED。一般的には30代後半を過ぎると増えてきますが、最近では「若年性ED」といって10代・20代の性欲真っ盛り世代にも勃起不全で悩む男性がいるそうです。

付き合いが深くなると、スキンシップの延長線上でセックスを求め合うのが自然な流れ。それなのにまったく彼が誘ってこないと、「私に何か問題があるの?」と不安になりますよね。そこで今回は、じわじわ増えているED男子の実態と対処法に迫ってみました。

あなたの彼は大丈夫?ED男子を見分けるチェックリスト

まずはあなたの彼がEDかどうかを見抜く方法からご紹介しましょう。EDには精神的・肉体的なストレスのほかにも、メタボ・飲酒・喫煙…など様々な原因があります。そのため、見た目は肉食系で性欲旺盛にみえても、ベッドの中では途端に自信をなくしてしまったりと、普通に会ってデートしているだけでは見分けにくいのが特徴です。

【二人の関係性】
□「明日早いから」「今日は疲れてるから」とお誘いを断られる
□ハグやキスなどのスキンシップがほとんどない
□最近ケンカが増えた

【彼の生活パターン】
□一日中デスクワークで運動をしない
□仕事が忙しく、睡眠時間が6時間以下
□たばこを吸っている
□お酒をよく飲む

【彼の心と体】
□糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病を持っている
□仕事や過去の恋愛などで心理的なストレスを抱えている

「最近勃ちが悪くて…」と男性が素直に打ち明けられればいいのですが、なかなかそういうわけにもいきません。男性にとってペニスは大切なシンボルなので、「使い物にならない!」ということを彼女や奥さんに知られたくないのですね。

そうなると女性のほうも、まさか自分のパートナーがEDだとは気付かないですから、「どうして愛してくれないの?!」「ほかの女と浮気してるんじゃないか…」とお互いにすれ違ってしまうわけです。

一緒に過ごす時間と、ヘルシーなスキンシップを

普段からセックスについて会話ができているカップルであれば、一緒にネットや本で情報を集めたり、病院へ行ったりと解決策を見つけることができますが、そうでない場合は、女性のほうから切り出しにくいものですよね。

「本で読んだのだけど…あなたEDじゃないの?」と下手にアドバイスをしようとすれば、男性のプライドが傷つき、ますますセックスから遠ざかってしまうかもしれません。

話し合いが難しい場合は、無理して会話をすることはありません。その代りに、一緒に楽しめる趣味を見つけたり、遠出をしたりしてふたりで過ごす時間を増やすようにしましょう。

次のステップとして、「手をつなぐ」「腕を組む」などライトなスキンシップを日常生活の中に取り入れてみてください。その際は、セックスをにおわせる感じではなく、相手の名前を呼ぶときに肩をたたくなど、「ただ触れるだけ」に留めておくこと。

スキンシップの延長線上で体を求められないことが分かると、男性も安心してキスやハグができるようになるはず。心理的なストレスやプレッシャーが原因となっている場合は、その不安を取り除いてあげることで、セックスレスが解消するかもしれません。

間違っても「ふにゃふにゃだね」「どうして抱いてくれないの?」と彼をけなしたり責めたりすることのないように、思いやりを忘れないでくださいね。