EDになることも?!アダルトビデオを見過ぎることの弊害・3つ

巷にあふれるポルノ。一昔前であれば恥ずかしい思いをしてレンタルビデオ屋さんや友達から借りていたものですが、最近はネットで検索すれば、特定のキーワードを入れれば無料で動画鑑賞を楽しめるようになりました。

あくまでも、ひとりエッチで妄想を広げるためのおかずとして、割り切って鑑賞するのであれば活用してもいいと思いますが、度を超えるとパートナーとのセックスライフにも支障をきたすことがあるようです。ここでは、アダルトビデオの弊害をまとめてみました。

AVの弊害1:間違ったテクニックやプレイが横行する

アダルトビデオは、男性がマスターベーションで興奮するために作られた作品です。当然、リアルのセックスとはかけ離れたプレイが繰り広げられているのですが、なかにはそうしたものを「女性がよろこぶテクニック」として思い込んでしまう男性もいます。

筆者の経験上、9割近くの男性がAVを教科書にセックスをしていると思います。激しい手マンや、ろくな前戯もなく、フェラして挿入といったプレイ。こんなセックスでは女性側もストレスがたまる一方です。

「AVが教科書」になっている男性は、セックス中に目の前の女性をほとんど観察しません。「こうすれば感じるはず…」という根拠のない自信をもっているからこそ、それ以上、テクニックを磨こうとしないのです。

さらにひどい場合は、「ちょっと痛いかも…」という彼女の訴えに、「お前って不感症なんじゃないの?」という始末。もうここまでAVに汚染され、激しい思い込みをもっている人は、改善の余地が見込めないでしょう。

AVの弊害2:セックスレスの原因になる

世界中から心配される、日本のセックスレス問題ですが、その原因は「アダルトビデオ」にあるのではないかといわれています。

愛し合う男女にとって、セックスは愛情確認や絆を深める行為。ですが、その部分が完全に抜け落ちている男性の場合、セックスの目的は「性処理」だから、彼女に気を遣うぐらいなら、ひとりでAVをみながら抜いたほうが気楽という発想になるのだそう。

こういうタイプの男性は、本当の意味で心の通じ合うセックスをしたことがないんだろうなぁと可哀想な気もしますが、付き合う女性のほうからすれば、溜まったもんじゃないですよね。

AVの弊害3:勃起不全になる

さらに、最近若い男性の間で問題になっているのが、AVを見過ぎることによる勃起不全です。過激なポルノに感覚が麻痺してしまい、女性の裸を見ても、興奮できなくなってしまうのだそう。

ネットの普及により、過激な動画や画像が簡単にみられるようになったのは、歴史上でも新しいこと。アメリカ・スタンフォード大学の心理学者・フィリップ・ジンバード氏の調査によれば、最近はテレビゲームの合間に休憩として、AVを見る人が増え、1週間に平均2時間ほどAVをみていることが分かったそうです。

AVを見過ぎると、悩の報酬系が影響を受け、PIED(ポルノ誘発性勃起不全)という一種の勃起不全を引き起こすと考えられています。

お酒やたばこと同じように、AVもほどほどに…がよさそうです。