彼と一緒に感じる体を整えるベッドテクニック〜ほぐしセックス実践編

Freedigitalphotos.net

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前回のコラムでは、セックスのお悩み別に「感じる体を整えるセルフレッスン」をお届けしました。

今回は、彼とのセックスで疲れた体を癒し、もっと感じる体になる実践編をご紹介していきます。

 

◆うつぶせで肩から始める

向かいってキスをして、洋服を脱いで、おっぱい吸って・・・など決まりきったセックスをしている人にとって、ほぐしセックスはうつぶせの状態から始まるので、新鮮な感覚を与えてくれます。

「背中にはリラックスを促す副交感神経が通っているので、最初にほぐせば体をゆるめやすくなります。そのうえ感じやすいポイントもたくさん集まっているため、新しい性感帯が開かれる可能性もおおいに秘められているのです。

肩のラインに沿って首筋から肩のほうへじっくりほぐし、感度を目覚めさせてあげましょう。ゆっくりと触る範囲を広げながら、肩甲骨周りもほぐしましょう」(朱美先生/以下同)

 

◆太ももの裏を手のひらで

背中がほぐれたらそのまま脚に移動。1日中動き回って疲れた太ももやふくらはぎをほぐします。

「脚の筋肉は大きいため、親指だけだと疲れてしまいます。平手押しでいきましょう。おしりと脚の境目に手のひらを重ね、体重を載せます。そうしたら手のひらを少しずつ足首にむかって移動させ、押していきます。

両方の脚をまんべんなく押したら、脚を30センチくらい開きます。開いた脚の内側のラインを足首に向かって優しくさすっていきましょう。内股の触り方は、『サワサワ』です。触れるか触れないかぐらいの繊細なタッチでやりましょう。

内股にはホルモンの代謝をつかさどる器官がたくさん集まっているので、揉み解すと、ホルモンの代謝が良くなります」(同)

 

◆腰を押してとことん焦らす

「今度は上にずれて腰をほぐしましょう。緊張がほぐれるにつれ、女性はますます濡れてきます。そうなったら(男性が)馬乗りになって、股間を女性のおしりにそっと押し付けます」(同)

ここまでくると、アソコも潤って、挿入準備OK。「早く入れてほしい」という気持ちが高まるかもしれませんが、ここはぐっと我慢。彼の意地悪な焦らしをとことん楽しんでください。

 

◆開脚ストレッチでソフトSM

いよいよ仕上げです。最後は開脚ストレッチで股関節をほぐすことで、女性はオーガズムを得やすい状態になるそうです。

「①片脚を伸ばして手を軽く押さえ、もう片脚は曲げた状態で外側に倒す。②片脚ずつ、脚をおなかに近づけるように曲げる。感度をアップさせ、美客効果もあり、ポーズまで官能的。積極的にやってあげましょう」(同)

マッサージは身体だけでなく、パートナーとの心の距離を縮めるスキンシップとしてぴったりです。マッサージを受けているときにおもわず口から出てしまう「もっと強く」「親指に力をいれて」「この辺が気持ちいい」「それは痛いかも」などの言葉は、セックスで「してほしいこと」を相手に的確に伝えることに似ています。

“セックスの会話”をする習慣のないカップルは、マッサージでイメトレをしておくと、よりお互いの身体のことが理解できるようになるかもしれませんね。

参考文献:朱美「女整体師が教える快感スイッチ」メディアファクトリー新書