女性のオーガズムを呼び寄せる「呼吸法」4STEP

「前戯にたっぷり時間をかける」「挿入で自分から動いてみる」など、セックスでオーガズムを感じるためのテクニックはたくさんありますよね。いろいろと試してみてそれなりに気持ちよくなったけど、どうしても絶頂までは達することができない…という女性も多いのでは。

この“イケそうなのにイケない”という感覚ってもどかしいですし、セックスが終わったあとも不完全燃焼な思いが残りますよね。そんなわけで今回は、「イキそう…」というところまで快感がのぼりつめたとき、スムーズにオーガズムを導くための呼吸法をご紹介します。

オーガズムを呼び寄せる「呼吸法」とは

ヨガでもピラティスでもランニングでも、運動をするときって「呼吸法」がものすごく大切です。呼吸を整えると心身がリラックスして集中力が高まります。ダイエットを目的に運動をするなら、呼吸を整えて体を引き締めたい部分に意識を向けることで、予想以上のシェイプアップ効果が期待できるでしょう。

セックスでイケない…という方は、普段自分がどんな呼吸をしているか意識を向けてみてください。呼吸は人間が生きていくうえで自然と行っている動作ですが、ちょっとした訓練を重ねることでオーガズムの到達率がぐんとアップしますよ。

次の項目ではオーガズムを呼び寄せるための具体的な呼吸法を解説していきます。

STEP1:イキそうになったら「あえぎ声」を控える

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セックスで女性がイケない原因って、ずばり「あえぎ声」にあると思うのです。セックス中、無言だと気まずいし、頑張ってくれる彼にも申し訳ないから、甲高いあえぎ声をリップサービス的に出している女性って多いのではないでしょうか。

AV女優を真似るように「あぁ~んあぁ~ん」と悲鳴をあげてみたり、ときには「それ、だめ」「イっちゃう…」などと男性を興奮させるセリフを口にしてみたり……。愛する彼に喜んでほしいという思いから出る行動なのでしょうが、自分をセクシーに見せることばかりに囚われてしまうと、かえって快感は遠のいてしまうものです。

今後、あえぎ声は「彼のため」だけではなく、「自分の気分を盛り上げるため」に出してみましょう。そしてそれなりに気分が盛り上がってきたら、オーガズムの呼吸法に集中するためにあえぎ声を控えていきます。

STEP2:「息を止める→深呼吸」を繰り返す

そろそろイキそう…と感じるときは、全身にそのサインが現れています。一番わかりやすいのは、アソコがムズムズしてくること。女性は性的興奮が高まってくると、性器周辺の血流が良くなるため、膣から愛液が分泌されます。

ムズムズってどんな感じかというと個人差はあると思いますが、膣や子宮がモヤモヤ~としてうずくというか、コップの水があふれる直前って感じです。くしゃみが出る直前の感覚にも似ているかもしれませんね。

そのほかの変化では、心拍数があがったり、全身が温かくなったり、呼吸が荒くなったりする人も多いようです。

さて、このような変化が出たら「呼吸」に意識を向けていきましょう。その方法はとてもシンプル。

①息を止める【緊張】
②深呼吸する【弛緩】

この動作を繰り返すだけです。とくに意識を集中させてほしいのは、息を止めたとき。息を止めているときは、膣に力をいれたり、クリトリスなどの性感帯を刺激したりして快感を高めていきます。

息を止める時間は3~5秒ぐらいを目安に。苦しくなる前に鼻から息をふーっと出して、口で吸いこみます。深呼吸しているときは、全身を弛緩させリラックスします。

最初のうちは無理して一気にフィニッシュしようとせずに、何度も①と②の動作を繰り返しながらゆっくりと快感を高めていきましょう。

STEP3:イク瞬間は長めに息を止める

STEP2の動作をしばらく繰り返して、「もう…我慢できない」というぐらいまで気持ちよくなってきたらいよいよ仕上げです。

ふーっと長めに息を吸って止めます。ここでは、オナニーのときに刺激する部位と触り方をなるべく忠実に再現するようにして、単調な刺激を繰り返します。1回でイケそうになければ、またSTEP2に戻って「焦らしタイム」を設けましょう。

STEP4:息を長めに吐く

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オーガズムに達したら、ふわーっと思いっきり息を吐いて、全身の力を抜きましょう。乱れた呼吸を整えるようにゆっくりと深呼吸を続けると、アソコがピクピクと痙攣したり、全身がぽかぽかと温かくなる感覚が心地よく感じられるはずです。

男性に比べて女性は快感の余韻から目覚めるのに時間がかかるので、オーガズム後はすぐにベッドから起き上がらずにリラックスできる姿勢でゆったりと過ごします。

イクためには男性の協力もマスト!

呼吸法を習得するにはトレーニングが必要です。たった1回のセックスでイケなかったからといってすぐに諦めたりせず、コツがつかめるまで気長にチャレンジしてくださいね。

オーガズム初心者さんは、「STEP2」で焦らす時間を長めにとると、よりイキやすくなります。もちろん男性の協力も必須ですので、「今ここを触って」「ちょっとゆっくり動いて」「ストップして」など細かなオーダーを出しながら、ふたりで感じるセックスを作り上げていってくださいね。