オーガズムのプレッシャーから解放されるには?

男性のなかには「女性をイカせなければ!」というプレッシャーを感じている人も少なくありません。女性がオーガズムに達すると、自分を認めてもらえた気がして、自信につながるそうです。

でも女性からすると、イキやすさや感じ方には個人差がありますし、行為中に何度も「イった?イった?」と聞かれると疎ましく感じてしまうものですよね。

そんなカップルの間にはびこる、オーガズムのプレッシャーから解放されるにはどうすればいいのでしょうか。今回はその対処法を考えてみたいと思います。

「イケなくても気持ちいい」と伝える

女性がイクまで前戯をやめない彼には、これです。

♀「女の人はね、イケなくても気持ちいいの」

ずばり女の快感について教えてあげましょう。男性の射精ってとてもシンプルですよね。シコシコして、おちんちんが大きくなって、どびゅっと出たらTHE END。その後は、けろっと性欲から目覚めて賢者モードに。ぐっすり眠って回復を待つのがお決まりです。

では女性のほうはどうかというと、その反応は人によってさまざま。OH~♪YEAH♪と金髪の姉ちゃんのようなおたけびをあげる人から、快感と羞恥心の狭間であえぎ声を押し殺す人、白目をむいて気を失う人まで。ホントにいろいろです。

女性がイったときの反応は、「膣が痙攣して、呼吸が荒くなる」などいくつかの特徴がありますが、あくまでも一例なのでそれに当てはまらない人ももちろんいるのです。なかにはオーガズムに達しているのに無自覚な人もいます。

女性がオーガズムを強く望んでいる場合は別ですが、そうではないのに男性が「彼女をイカせてやる!」と頑張りすぎるのはナンセンス。

そんな彼には、「イケなくても自分は満足している」ということを伝えたうえで、「●●君とこうやって肌を重ねてるだけで気持ちいいの」と自分が望むことを添えてあげると彼も安心するはずです。

「女はいつもイケるわけではない」と伝える

疲れていたり、そもそもあんまり性欲を感じていなかったりする日は、体の感度もそれほど高くありません。彼から求められてしょうがなくセックスに付き合ってあげた…けど、あいかわらず愛撫がしつこい!というときは、これで逃げます。

♀「今日は生理前でお腹が痛いから、イキにくいかも」

男性はたいてい「生理」を言い訳にされると何も言い返せなくなるものです。「生理前だから濡れにくい」「生理が終わったあとだからムラムラする」とか、便利に使い回しちゃいましょう。「よくわからないけど、女ってそういうものなのか」と納得してくれるはずです。

実際、女性の体は生理周期によってホルモンバランスが変化するため、性欲や感じやすさもその日によって変わってきます。

いつも「生理前」を言い訳にしていると、「お前、それこの前も言ってなかった?」と勘ぐられてしまうので、きちんと自分の周期を把握して、今自分の身体がどんな状態なのかを知っておくといいでしょう。<こちらもおすすめ:生理周期にあわせたセックスの楽しみ方

「まだよくわからないの」と伝える

♀「うーん。あんまり経験がなくて…まだよくわからないの」

これもかわいいですね。結局、男性は「女性をイカせてあげられなかった!」という事実を自分のせいにしてしまうから落ち込むのです。

だから女性のほうから「わたしはまだオーガズムを知らないの」ということで、さりげなく「まだわたしの経験が足りないだけで、あなたのテクニックに問題があるわけじゃないわよ」と男性を救うことができます。

やさしさですね。向上心のある女性は、ひとりエッチで自分がどうしたらイケるのか研究してみましょう。セックスのときにそのコツを彼に伝えれば、案外すんなりイケるようになるかもしれません。

オーガズムのあるセックスはすばらしいですが、それにこだわりすぎると互いの気持ちがすれ違う原因にもつながります。自分がどんなセックスをしたいのかをよく考えて、その気持ちにあった対処法を選んでみてくださいね。