オーガズムとは、膣の周りの筋肉が0.8秒おきに収縮して、全身に快感が広がること。
「まるで空を飛んでいるような感覚」「スポーツをした後のような爽快感」など、いろんな例えを聞きますが、オーガズム未経験者からすれば「一体、それって何?」って話ですよね。
実際、オナニーは何度か試したことはあるけど、イキ方が分からないと悩んでいる人もけっこういるようです。
そこで今回は、イったことがない女子のために「オーガズム・トレーニング」基本の3ステップをご紹介します。
①オーガズムの仕組みを知る
オーガズムが起こるまでの膣の状態は、主に3つの段階に分けられます。
1stSTEP「濡れる」
普段はぴったり閉じている膣ですが、性的興奮を得ると、膣壁から愛液が溢れてきます。このときクリトリスも膨張します。
2ndSTEP「膣口が締まる」
快感が高まってくると、膣口を囲む大陰唇がふくらみを帯びます。膣の入り口が閉まり、膣に奥行きが膣口はキュっと締まります。
3rdSTEP「痙攣する」
オーガズムに達すると、バルーン現象という膣の奥が大きく膨らむ現象が起き、膣壁は隆起を続け、膣全体が収縮を繰り返します。
まずは上記の3STEPを頭の中で思い浮かべてみるのがオーガズムへの第一歩。
②膣に意識を向ける
オーガズムは、アソコで感じるものと分かっていても、自分の膣の場所や形をあまり意識したことがないという人も多いのでは。
実は、それがオーガズムを得られない原因のひとつになっています。なぜなら、頭と体がつながっていない状態だから。
例えば、ピアノを習い始めたと想像してください。「優しく穏やかな音」「力強い曲調」など表現したい音色によって、指先の力を微妙に調整しますよね。はじめはうまく指先が動かなくても、何度も練習を積み重ねるうちに、思いのままにピアノを扱えるようになるはずです。
同じように、膣への意識を持つことで、快感を得られる体を持っていることを内面から意識するようになり、オーガズムを引き寄せることが可能になるのです。
膣に意識を向けるって具体的にどうやって・・・?と思うでしょうが、そんなに難しいことではありません。
この記事を読みながら、下着の上からアソコに手を当てて、温度を感じてみましょう。自分の手よりも「ひんやり」していたら、湯たんぽやホッカイロをあてて、お尻やお腹を温めてみて。
下半身の血流が良くなり、アソコもぽかぽか温まって、心地いい・・・と感じたら大成功。
ベッドの上に横になって、お尻の穴にぎゅっと力を入れて5秒静止。ゆっくり緩める。この動きを深呼吸にあわせて10セット繰り返すのも効果的。さっそく、今夜から寝る前の習慣にしてみましょう!
③心のバリアをはずす
オーガズムには、自分の体を知ることも大切ですが、快感に身をゆだねる心も同じぐらい大事。イケないという女性は、オナニーやセックスに対して「こうすべき」という思い込みが強すぎることが多いのです。
筆者の場合は、オナニーでオーガズムのコツをつかんでいましたが、セックスでは何年もイクことができませんでした。理由は、セックスで男性に嫌われたくなくて、演技をしていたから。
今思えば、当時の私は、あえぎ声や感じる仕草や表情・・・どれをとってもすべてAV女優の真似をしていました。
オナニーで快感におぼれているときは、目も口も半開き。「うっ、、うっ、、」という唸り声をあげるのがお決まりですが、そんな姿を男性にみせるのはタブーだと思っていたのです。
でも「こうすべき」という呪縛から解放された今では、そんなブッ細工な姿も平気で彼に見せていますし、彼も「今日もエッチだね」と喜んで奉仕をしてくれます。
なかなか難しいですが、オーガズムを得たいなら少しずつ「心のバリア」をはずしていきましょう。
終わりに
女性がオーガズムを迎えたときの映像をカメラで撮影した人がいるそうですが、このとき膣壁はペニスを圧迫するように凹凸と隆起をしていたそうです。
実は、これが男性に「締まる感覚」を与えているんです。
つまり、女性が感じれば感じるほど、男性も挿入で気持ちよくなれるということ。
彼を喜ばせるために、AVでフェラテクを研究するなら、オーガズムを感じる体を手に入れたほうが、お互いにハッピーになれるはず。
ぜひ素敵なオーガズムを感じてくださいね。