セックスでイケない。ひょっとして不感症?!と思ったら

経験不足なのか、それとも相性が悪いのか?マスターベーションではイケるのに、セックスでオーガズムに達したことがないという女性の声をよく聞きます。

「彼に悪いから・・」と思って、演技をしてしまうこともあるけれど、そんなセックスに虚しさや物足りなさを感じて寂しくなったりしますよね。

女性のオーガズムについて「こうするとイキやすくなる」とさまざまな情報が氾濫していますが、それらの情報を簡単に鵜呑みにして「わたしって不感症なのかしら?」と悩んでいませんか。

女性の体はいろいろ

婦人科医の池下育子さんは、著書の中で女性のオーガズムについては次のように書いています。

「男性と違って女性のオーガズムは定義すること自体とても難しいものです。ましてや経験の浅い女性の場合、いわゆるオーガズムに達する比率は非常に少なく、常に感じるという人はまれにしかいません。

雑誌や本などでさまざまな情報が氾濫していますが、実は多くの人がオーガズムがどういうものなのかわからないのです。感じ方はひとそれぞれのもの、オーガズムに基準を設ける必要性などないと思います」(池下さん)

リラックスしてセックスを

愛する人とのセックスで、彼にじぶんことを深く知ってほしいと思うのはしぜんなこと。「もっと気持ちよくなりたい」と女性が性に対して積極的になるのは、とても素敵なことです。

でも、セックスでイケないことに過剰に不安になったり、じぶんの体がおかしいと思い込んだりして、彼とカラダを重ねること自体が億劫になってしまったら、本末転倒ですよね。

イクことにばかりこだわらずに、気持ちよくなれる体位や愛撫の仕方をお互いに研究しあって、のびのびとセックスを楽しんでみるといいでしょう。その先にはきっと心も体も満たされるエクスタシーが待っているはずです。

参考文献:池下育子『悩む前に知っておきたい女性のからだ』新星出版社