セックスの満足にオーガズムは必要?幸せなセックスの条件を考える

「彼とのセックスでイケない」「もっと感じるようになりたい」といった相談を女性からいただくことが多いです。今のセックスにはそれなりに満足していても、回数を重ねると「実はまだ知らない、未知の快感があるのでは…?!」と向上心が湧いてくるもの。

それがふたりのセックスにポジティブに働けばいいのですが、なかには「セックスでイケないのは自分の身体がおかしいせい?」と悶々と考え込んでしまう女性も少なくありません。そこで今回は、セックスのオーガズム問題について女子の本音に迫ってみたいと思います。

Q.セックスの満足にオーガズムは必要?

セックスで相手の女性がイケたかどうか?って、多くの男性が気にするトピックです。その理由は単純に「愛する人が喜んでくれるのがうれしい」といった回答から、「自分の自信につながるから」といった意見までさまざまです。

女性の満足にまったく興味がなく、自分勝手なセックスを続ける男性よりはやさしさを感じますが、ときに男性からの「イッタ?気持ちよかった?」という質問は、心のプレッシャーに変わることもありますよね。

当の女性たちは、自分がセックスでイクことについてどう考えているのでしょうか。女性誌anan(2016号)が読者200名の女性を対象に実施したアンケートをみてみましょう。

Q.セックスの満足度にオーガズムは必要ですか?
はい:55%
いいえ:45%

結果は「オーガズムは必要派」と考える女性がやや多いことが判明。その理由については、

「イカなくても楽しいけど、どうせするならイケたほうが嬉しい。気持ちいいのはもちろん、心のうるおいレベルがアップする気がします」(31歳・販売)

という声が多く寄せられたようです。「幸せなセックスにオーガズムはマストではないものの、イケるものならイキたい」というのが女性の本音なのかもしれませんね。

体と心の両方が満たされてこそ幸せ!

私はかれこれ5年ほどエロライターとして活動していますが、女性向けにセックスやオナニーの情報を発信していこうと思ったきっかけは、長い間、自分がセックスでイケなくて悩んでいたことがきっかけでした。

20歳で処女を捨ててから何十人と相手を変えてセックスしてきましたが、快感はある一定ラインから超えることはなく、オナニーのときのような「あ…もう頭の中がとろけちゃう」という絶頂感を味わえることは一度もありませんでした。

恋人や夫婦にとってセックスは「コミュニケーション」の要素が強く、お互いの愛情を深く感じることができれば、それでいいと考えられがちです。

でも私は女性が自分の快感に興味を持ち「もっと開発したい」と意欲を持つのは素晴らしいことだと思っています。

何よりも、愛する人が自分の身体を隅々まで知ってくれているのってすごくうれしいですよね。たっぷりと時間をかけて愛撫されると、「愛されてるんだ」という実感を持てて、精神的な満足度にもつながります。

息をぴったりあわせて絶頂の瞬間に到達すると、一体感が高まり、さらにヒートアップしたセックスが楽しめるのです。セックスにおいて、心と身体の満足度は切っても切り離せないものなのかもしれません。

愛情の伝達を第一に、気長にオーガズムを待とう

個人的には「セックスにオーガズムは必要派」ですが、実際のところ、セックスで毎回イケる女性はまだまだ少数派です。

「幸せなセックス=オーガズムが感じられること」という方程式を立ててしまうと、かえってセックスが楽しめなくなる女性も出てきてしまうので言い切るのはやめておきます。

もし今、セックスでイケないと悩んでいる女性がいたら、まずはオナニーやセックスで一つでも多くの「快感ポイント」を見つけてみましょう。それをなるべく言葉や仕草で彼にもわかりやすく伝えるようにすると、オーガズムに一歩近づくはずです。

快感は与えあってこそ幸せなセックスにつながるもの。あまり自分を追い込みすぎず、愛情の伝達&交換がセックスを意識しながら、気長にオーガズムを待ってみてくださいね。