ポルチオ性感帯は、女性器に秘められた快感スポットのひとつ。クリトリスやGスポットとは一味違った気持ちよさが味わえます。
しかし刺激の仕方や手順を間違えると、痛みを感じてしまうことも。そこで今回は、ポルチオ性感帯を正しく刺激して、膣イキをする方法をご紹介します。
目次
ポルチオ性感帯とは
ポルチオ性感帯とは、膣の一番奥、子宮の入り口である「子宮頚部」に位置しています。ポルチオの神経は脳に直結しているため、ここで受容した刺激はそのまま脳へと送られて、全身に深い快感が広がるのが特徴です。
乳首やクリトリスなど体の外側にある性感帯とは違い、ポルチオは膣の奥深くに位置しています。そのため、自分ではうまく探り当てることができず、セックスやオナニーの経験があっても、ポルチオだけは未開発…という女性も多いのが現状です。
ポルチオで感じるオーガズムは、「膣イキ(または中イキ)」と言います。ポルチオでイクためには、オナニーよりもセックスが向いています。
ただし、ある程度「慣れ」と「経験」を積む必要があります。知識のない男性にやみくもに膣の奥を刺激された結果、「痛みを感じてオーガズムどころではなかった」と話す女性も。
まずは女性自身がポルチオに対して正しい知識を身につけ、男性を育てる心構えを持つことが「膣イキ」への近道と言えるでしょう。
いきなりポルチオを触るのはNG!
ポルチオで感じるためには「前戯」が必要不可欠。キスや全身への愛撫をおざなりにして、いきなり膣に指をいれてガシガシとかき回す…というセックスは絶対NGですよ!そういう男性はAVに影響されすぎ!
性感の高まりを無視した「乱暴な愛撫」は、女性に痛みを与えるだけです。そんな苦痛だらけのセックスを回避するためにも、乳首やクリトリス、Gスポットへの刺激を経てから、最後にポルチオを刺激するようにしましょう。
ポルチオへの刺激は指よりも「ペニス」で

ポルチオへの刺激は指でも届きますが、ペニスで刺激するほうが効果的です。膣の奥を刺激しようと指でガシガシと動かしていると、爪で膣内を傷つけてしまったり、膣の入り口が無理に開かれて痛みを感じやすくなります。
ペニスを奥まで深く挿入し、亀頭の柔らかさをいかして、ソフトな刺激を心がけるといいでしょう。
ポルチオに「圧」をかけるようにゆっくり腰を動かす
ペニスを挿入した途端、ガンガンと膣の奥をめがけて激しいピストン運動を始める男性がいますが、それは間違いです。ポルチオへの刺激には、激しいピストン運動は必要ありません。
正しい刺激の方法は、ペニスを奥まで挿入した状態で大きく動かさずに「圧力」を加えること。膣全体で膨張したペニスをぴったりと包み込むイメージで、密着感を意識した刺激を心がけましょう。
ポルチオでイクための黄金体位
膣の奥にあるポルチオを刺激するためには、ペニスをなるべく深く挿入できる体位を選ぶことも大切です。セックスの基本体位「正常位」「騎乗位」「バック」のそれぞれで膣イキしやすい体位をご紹介しましょう。
正常位:松葉崩し
男性が上体を起こし、女性の両脚を天井へ持ちあげた状態でペニスを挿入します。この体位はペニスの短い男性でも、膣の奥まで深い挿入感を味わうことができるうえ、挿入の角度も調整しやすいため、ポルチオを効果的に刺激できるのです。乳首やクリトリスを一緒に刺激してもらっても◎。
騎乗位:本茶臼
騎乗位もペニスを膣の奥まで挿入できる体位。女性が主導権を握ることができるため、膣イキしやすい体位でもあります。騎乗位に対して苦手意識がある方は、そのまま上体を前に倒して、男性に抱きつくような体位をとってみましょう。男性に下から腰を動かしてもらうようにすれば、深い挿入感が味わえてイキやすくなるはずですよ。
バック:寝バック
うつぶせに寝た女性の背後から男性が覆いかぶさるようにしてペニスを挿入します。もともとバックはペニスが奥まで届くのでポルチオを刺激しやすい体位です。しかし同時に、男性の征服欲が刺激され、ピストン運動が乱暴になりやすい体位であることも。
その点、寝バックは、通常のバックよりも浅めの挿入となりますが、穏やかなプレイを楽しむことができます。女性がお尻を軽く浮かせるようにして、自分でポルチオの位置を調整しながら膣イキを目指してみましょう。