ペニスでイカせようとする男たちへ。女にとってSEXの醍醐味は前戯です

学生の頃、男友達2人と飲んでいたときのエピソードです。夜も深くなり、話題は下ネタ中心になっていきました。

A君:お前はどんな体位が好き?
B君:うーん、騎乗位かな。でも俺の彼女はマグロだから正常位がほとんどだけどね。
A君:まじか。やっぱり騎乗位って興奮するよな。彼女をイカせたことある?
B君:どうだろう…。気持ちよさそうにしてるけど、イってるのかはよくわからない。
A君:俺の元カノは正常位で腰を素早く動かすとすぐにイってたよ。こうやって…こんな感じ……。

するとA君は個室の居酒屋で突然四つん這いになり、腰を振り始めたのです。ドヤ顔で腰を振り続けるA君を見つめながら「ああ、きっと元カノは彼のセックスに一度も満たされることなく、お別れしたんだろうな」と確信した瞬間でした。

女性が本当に感じるのはクリトリス

男性器と女性器。それらは発生学的に対応すると言われています。元をたどれば同じ性感帯なのに、お互いの生殖器をよく理解していない男女は多いです。特に男性はAVの影響を受けているせいか、“挿入至上主義”で「ペニス=膣」と思い込んでいる人が多い!!!!

しかし女性の身体の中で最も感じやすい部位は、クリトリスです。なんとクリトリスには8000本もの快感神経が集まっています。その数はペニスの約2倍!

ペニスはクリトリスが進化して生まれたもので、ベースは同じもの。男性がペニスをしごいて射精に至るように、女性も感じるのは、膣ではなく「クリトリス」なのです。

ペニスでイカせるのは至難の業

こういうと「膣にはGスポットやポルチオなどの性感帯があるじゃないか」という声も聞こえてきそうですね。

しかし膣の感じやすさは個人差があります。普段オナニーをしない女性や、クリトリスオナニー派の女性は、膣内の性感帯が開発されていないため、男性にいくら刺激されてもオーガズムには到達しないのです。

それからも1点。女性がセックスでオーガズムに達するのにかかる時間は平均20分と言われています。一方で男性が挿入から射精に要する時間は平均3分です。

……この差をみれば、ペニスで女性をイカせようとするのは至難の業であることがお分かりいただけますね。

セックスのメインディッシュは前戯

女性が満足するセックスをするためには、挿入ではなく「前戯」をメインにおくべき。挿入はあくまでもフルコースのデザートぐらいの扱いで充分なのです。

17分の差は愛情たっぷりの前戯でカバーすること。そうすれば相性のいい同士なら、カップラーメンの待ち時間でもオーガズムに達することができるかもしれません。