「男性にオナニーを見せるメリット」を考えてみた

私はよくパートナーにオナニーのお手伝いをしてもらうのですが、その話をすると周りに驚かれます。

「え、変わってるね」「いいことだと思うよ」「でも私にはムリだわ」大体こんな反応がかえってきます。みんなかるーく聞き流しているようですが、彼氏にオナニーを見せることのメリットってたくさんあるんですよ。

むしろセックスで満足したいなら欠かせないステップだと私は思っています。そんなわけで改めてまとめてみましょうか。

オナニーを見せるメリット1:彼氏のテクニック向上につながる

男性って本当にセックスが下手な人が多いですよね。でもこれって言い換えると、「女性がきちんと教えていないせい」なのです。

「えっでも、男の人ってAVでセックスのやり方を学んでいるから詳しいんでしょ…」なんて大間違い!AVはあくまでも男性の性欲を満たすための「ファンタジー」であり、女性が本当に感じるセックスとはかけ離れた演出がされています。

そうしたプレイを鵜呑みにしているようでは、いつまでたってもふたりの“溝”は埋まりません。

「セックスで感じない問題」を解決するのが、彼氏にオナニーを見せることです。「私が感じるのはクリトリス。ここをこんなふうに触ると気持ちよくなるの」と性感帯の場所や愛撫の方法を事細かく教えてあげるのです。

いきなり見せるのはちょっと…という場合は、彼にクンニをしてもらいながら、アソコに手を伸ばしてサワサワしてみるといいでしょう。男性は間近で女性の手の動きを見ることができるので、どんなセックスマニュアル本を読むよりも、テクニック向上に効果があります。

オナニーを見せるメリット2:オーガズムへの理解が深まる

女性のオーガズムってすごくわかりにくいんです。オーガズム経験者ならわかると思いますが、女性がイク瞬間って想像以上に地味ですよね。本当はAV女優みたいに「イクイク~っ」なんて叫ぶ女性って少ないのですが、でも男性にはそれがわからないんです。

だから派手なリアクションを求めてくる。その無言の圧力におされて、女性側も「演技」をしなければならなくなる。このスパイラルに陥ると、もうオーガズムはどんどん遠ざかります。

男性の視線を意識していては、スムーズに快感まで昇りつめることはできません。こんな状態から抜け出すにも「オナニー見せ」が一役買ってくれます。

可能であれば、イク直前に膣の中に男性の指を入れて、膣の痙攣を感じてもらうといいでしょう。演技抜きで自分が感じる瞬間を見せると、男性は「あ、こんなもんなのか」とオーガズムへの理解が深まるのです。

オナニーを見せるメリット3:お互いに無理しなくていい

女性の性欲やオナニーのことについて男性の理解が深まってくると、無理してセックスしなくてもよくなるのです。

私の経験を例に説明すると、私はもともと性欲が強い方なので、昔は一晩に何度もセックスするのが普通でした。付き合いたての頃はうまくいくのですが、そのうち男性側が疲れてきて、数か月後には「今日は勘弁して」「どうしてそんなに性欲強いの?」と呆れられることがよくあったのです。

でも、男性にオナニーを見せるようになってからは、相手の体調を気遣う余裕がうまれました。(当たり前だろって感じですが、昔はうまく性欲のコントロールができなかったのです)

「今日はムラムラして眠れないなぁ」という日は、「イキ寝(=オナニーして寝ること)するね」とパートナーに伝えます。「イキ寝するね」といわれたら、パートナーはクンニやキスをしてもOK。何もしなくてもOK。イチャイチャしているうちに相手がその気になれば、そのまま最後までしてしまうこともあります。

オナニーとセックスの境界線が曖昧なのが、私たちのセックスです。「セックスしよう」というと相手がそういう気分でなかった場合、“断る”という手間がうまれますよね。でも「イキ寝するね」なら、相手にセックスを強要することなく、自分も性欲を満たすことができます。お互いに無理をせず、快適に過ごすことができるのです。

オナニーを見せるメリット4:性にオープンな関係になれる

私のパートナーは、付き合い始めたころそれほど性にオープンな人ではありませんでした。今でも「オナニー見せて!」というと、「えぇー><」と困るほど照れ屋さんなのです。

それでも私からオナニーの話をしたり、実際にやってみせたりするうちに、自然と自分の話をするようになっていったのです。オナニーってセックス以上の“秘め事”ですよね。大っぴらに話してくれる人ってなかなかいません。だから大切な人の秘め事を知る喜びって大きいのです。

さあいかがですか?ちょっと彼氏にオナニーを見せたくなってきましたか?オナニーはセックスのコミュニケーションを深めるための手段に近いかもしれませんね。自分の中で悶々と考えるより、まずは試してみましょう。「こんな変なこと言ってる人見つけたよ」と彼氏に話してみるといいと思います。