セックスよりもオナニーのほうが気持ちいい。こんな私、おかしい?

「オナニーが大好き。ぶっちゃけセックスよりもオナニーのほうが気持ちいい」

決して彼には言えないけれど、こんな本音を持つ女性は意外と多いもの。彼とのセックスよりも、オナニーのほうが断然気持ちいい……となると、心のどこかで罪悪感を覚えてしまいますよね。そんなとき、自分の気持ちとどう向き合えばいいのでしょうか。

セックスとは別腹!オナニーを楽しむ女性は多い

ロマンスライター・ピンク先生の著書『がんばらないセックス』によると、セックスフル(交際歴が長くても週1回以上セックスをし続けていること)の女性たちの73%が、定期的にオナニーをしていることが明らかになりました。

毎晩、彼女の性欲に答えようと必死で腰を振っている男性からすると、「セックスとは別にオナニーもしている」というのはショッキングな事実でしょう。

でも私のまわりでも「彼氏がいてもオナニーをする女性」は、けっこういます。彼女たちが彼氏に隠れてオナニーをする理由は、単に「性欲処理をしたいから」というわけでもないようです。

「翌日、大事な会議があって早めに眠りたい日は、おもちゃをつかって早めに済ませる。生理前に体が火照って寝つきが悪い日も、オナニーをするとぐっすり眠れる」(24歳/IT)

「オナニーは浮気防止のため。惚れっぽいタイプなので彼氏がいても、すぐに『あの人いいな』と思ってしまう。そんな日は頭の中でその男性をオカズにしてたっぷりする」(26歳/出版)

「セックスとオナニーは別物。カレとのプレイでは叶わないようなことも、オナニーなら自由に妄想を膨らませることができるので、やめられない」(26歳/金融)

リラックス目的、浮気&マンネリ防止、エロスを深めるため……など、女性がオナニーをする理由はさまざま。

オナニーのほうが気持ちいいわけ

セックスよりもオナニーのほうが気持ちいいと思っても、それはまったくおかしなことではありません。オナニーが気持ちいいのは、他人の視線を意識せずに快感にどっぷりと浸かれるから。

セックスの場合は、どうしても「自分中心」にはいかないですよね…。「彼の前でブサイクな顔をしていないか」とか、「相手を気持ちよくさせなきゃ」とか。もしかしたら「疲れてるから早く寝たいのに」「明日の朝、何を着ていこう…」などセックス以外のことを考えてしまう人もいるかもしれません。

その点、オナニーは、自分が気持ちよくなることだけを考えればいい。妄想の世界も自由です。だから気持ちよさに身を委ねやすく、オーガズムにも到達することができるのです。

オナニーのほうが気持ち良くても罪悪感を覚える必要はなし!

彼とのセックスよりもオナニーの方が気持ちいいことに対して、罪悪感を覚える女性もいるでしょう。しかしそこは「オナニーとセックスはまったく別次元のもの」と割り切ってしまっていいと思います。

たしかに男性にその本音を知られてしまったら、「自分のセックスに満足できてないってことか…」とショックを受けるかもしれません。しかし前向きな彼なら「もっとテクを磨いて満足させてやるぞ!」とセックスに対するモチベーションをあげるきっかけとなるかもしれません。

もし気まずい雰囲気になったときは、「あなたもオナニーしてるでしょ!セックスとは別腹で楽しんでるしょ!女の人だって同じだよ」と伝えてみましょう。男性だってオナニーをするわけですから、仮にパートナーがいたとしても気にせずにオナニーをしてしまっていいのです。

オナニーはセックスレスにも効く?

官能小説作家の杉本彩さんも「マスターベーションは愛の準備体操」と断言しています。オナニーで自分の体を開発しておくことは、セックスで感じるために欠かせない条件なのかもしれません。自分の欲求を素直に解放できる時間を持つことは、快適なセックスライフにもつながります。

「オナニーで自己開発」→「セックスでオーガズムの快感を得る」→「満足するあなたの姿をみて、彼も大喜び。また抱きたいと思う」→「セックスレス知らずで長く愛される」

こんなフローを描けたら、交際期間が長くなってもずっと愛され続ける女性でいられるのかもしれませんね。セックスレスやマンネリで悩んでいるという人は、まずはオナニーを身近に取り入れてみることからはじめてみてはいかがでしょうか。