女性でもオープンなセックストークをする人が増えている昨今。最近は女性向けのAVや大人のおもちゃもかなり充実してきていて、「オナニーは男だけがすること」という時代はもはや過去のものになりつつあります。
女性にとってオナニーは単に“性欲処理”のためだけでなく、性感帯の開発やストレスを軽減し安眠を促す効果もあると推奨されている一方で、いくらメリットが多いからといって「まったく興味がもてない」とオナニーをしない女性もいます。
生粋のオナニストである私からすれば、摩訶不思議なこと。どうして彼女たちはオナニーをしないのでしょうか。今回はその真相に迫ってみました。
目次
女性も性を楽しむカルチャーの台頭。肩身が狭くなる「オナニーをしない女子たち」
女性向けセックス特集の先駆けとなった、女性誌『anan』のひとりエッチに関する調査によれば、「オナニーをしたことがある」と答えた女性の割合は、なんと95％。ほぼ全員やないかぁ…!という驚きの結果が出ています。
一昔前は「女に性欲はない」「オナニーをする女は変わってる」と性欲の強い女性が周りから白い目で見られることが多くありました。しかしここ数年、女性向けのアダルト市場が急成長したことで、「もっと性にオープンになっていいんだ」と女性自身の意識も変わり始めています。
その結果、もともとオナニーをしない派だった女性たちの肩身が狭くなり、「オナニーってしなきゃいけないの？」とプレッシャーに感じる人も出てきているようです。
オナニーをしない女性たちの主張
オナニーをしない女性たちは、その欲求をどのように満たしているのでしょうか。女性のオナニー研究家である筆者がこれまでの取材を通して出会ったオナニーしない派の女性たちの意見を集約してみましょう。
理由1:性欲がない
人間の三大欲求のひとつである、性欲。すべての人に備わっていて当然のものと思われがちですが、その欲求の強さにはかなり個人差があります。通常、オナニーは性欲が先にあってエロいものを見たりアソコを触ったりしているうちにどんどんムラムラが高まるものですが、もともと性欲が少ない女性は一向に「スイッチ」が入らないようです。
理由3:エロいことに興味がない
二つ目の理由は、性的なことに無関心だから。これは環境が与える影響も大きく、女子校出身で学生時代にスポーツや趣味に熱中してきた女性が多いですね。異性の目を気にすることなく、ぬくぬくと温室で育つと「自分が女であること」を強く意識することがありません。そのうえスポーツや学業など恋愛以外にエネルギーをむける対象があると、エロへの好奇心が開花しないまま大人になる女性もいます。
理由3:1人でムラムラできない
性欲はあっても1人だと興奮できないタイプ。このタイプの女性はセックスへの好奇心は強く、恋愛に対しても積極的なことが多いです。相手が感じる姿に欲情し、相互的な快楽を好みます。そのため自分ひとりでするオナニーでは物足りず、「何やってるんだろう」と冷静になってやめてしまうことが多いです。
オナニーってしないといけないの？
彼氏や女友達から「ひとりでしたことないの？」と驚かれると、「自分はおかしいのかな？」と不安になる女性も少なくありません。
実際、オナニーをしない派の女性たちに話を聞いてみると、「過去に何度が試してみたことがある」という人がほとんど。しかしながら、「気持ちよくなる前に疲れて寝てしまった」「冷静モードから抜け出せなかった」など途中でやめてしまうことも多いようです。
もともと欲求が少ないということに加えて、オーガズムの経験がないこともオナニーをしない理由に関係しているのでしょう。
とはいえ、「オナニーは必ずしなければいけない」というものではありません。「お腹が空いたから食事をする」「疲れたから休息をとる」といった行動と同じく、性欲は自然と沸き起こるもの。周りから諭されてはじめても、思うように体が反応しないことが多いようです。
年齢やセックスの経験によっても性欲の強さは変わってくるものなので、「今すぐ始めよう！」という強迫観念に駆られることなく、自分の心と身体によく耳を傾け、自分の体が望むことをしてあげるといいでしょう。
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