「女子もみんなオナニーしている」は嘘?!しない派の言い分

最近は男性の間でも「女子はオナニーをする生き物」という考え方が根付いてきたようで、お酒の席などで女のオナニー事情についてかなりディープな話をしてもさほど驚かれなくなりました。

しかし性欲の強さや性体験には個人差があるように、オナニーの欲求や経験値も人によってかなり違います。筆者の取材では、日常的にオナニーをしている女性のほうが多数派なのですが、なかには「これまで一度もシタことがない」という方も少なくありません。

というわけで今回は、オナニーをしない派の女性たちのコメントをまとめてみました。

1.相手がいないとスイッチが入らないから

「セックスへの願望か強い方ですが、オナニーはしません。これまで試そうと思ったことは何度かありますが、男性がいないと感じないタイプみたいで。ひとりの時は欲求が湧かないんです」(24歳/大学院生)

オナニーをしない女性は「性欲が弱い」「セックスが嫌い」というわけではありません。性的なことへの欲求は人並みにあっても、オナニーでは処理しきれない体質で、相手がいないと気分が盛り上がらないとのこと。

2.やり方が分からないから

「高校生の頃、仲の良い友人に『オナニーしてる?』と聞かれてビックリ。やり方を教えてもらって、その夜に試したのですが、全然感じなくて…途中で疲れて寝ちゃいました。それっきりです」(21歳/大学生)

本やネットで調べたやり方で試してみたけど、気持ちよくなかったから…という声も聞かれました。女性の感度は経験によって変わります。初めは下着越しに軽く触るだけで痛みがあったクリトリスも、回数を重ねるごとに別の刺激が欲しくなるのです。

とはいえ「快感」という報酬がなければ、オナニーへの欲求も開花しにいくのも事実。初めての経験で「痛みや不快感」を感じると、二度目につながりにくいようです。

3.シタ後の罪悪感に耐えられないから

「一度だけ試したことがありますが、オーガズムに達した後の急に気持ちが冷めて、『なんでこんなことしてるんだろう?』と恥ずかしくなったんです。気持ちいいけど、罪悪感が強すぎて二度としたくないです」(26歳/事務)

いわゆる女版の賢者タイムですね。「親のしつけが厳しい」「女子校育ち」など、性に対して閉鎖的な環境で育ってきた女性ほど、この傾向が強くみられました。またこのタイプの女性は、「セックスは必要ない」と考える人が多く、セックスへの不満も溜まりやすいようです。

4.「性器=汚いもの」だと思っているから

「子どもの頃、保健体育の授業で体の事を習ってから、自分のアソコがどうなっているのか気になって。家に帰ってからパンツを脱いでのぞきこんでみたんです。今は特に何とも思わないのですが、その当時はすごくグロテスクに見えたんですよね。それ以来、自分のアソコに嫌悪感があり、触ったり見たりしようと思わなくなりました」(23歳/販売)

自分のアソコに対して嫌悪感を抱く声も聞かれました。男性の場合は、「おちんちん」という愛称があり、見た目もソーセージみたいで愛着がわきますよね。一方、女性器は「アソコ」などと隠語で呼ぶことが多く、クシュクシュとしたルックスや独特のニオイに抵抗感を覚える人もいるようです。

自分の体なのに「嫌いな部分がある」ってなんだか悲しいですよね。自分が愛していない女性器を、パートナーに見せて愛してもらうってなかなか難しいことだと思うのです。

オナニーは自分の体と対話をする大切な時間。オーガズムや快感にこだわりすぎることはありませんが、お肌や髪のケアと同じように、女性器の手入れも怠らないようにしたいですね。