月に1回やってくる生理は、体にたまった老廃物を排出するデトックス期間。体がダルくなったり、眠気に襲われたりして、いつもより力を発揮できないことが多いので、無理せずゆっくりと過ごしてあげたいところ。
膣内は敏感になっているので、セックスは避けたほうがいいと言われていますが、オナニーはどうなのでしょうか。なぜか生理になるとムラムラしちゃう女性って多いようです。そこで今回は、生理中のオナニーのやり方についてまとめてみました。
目次
どうして生理中はムラムラするの?

生理になるとムラムラしてオナニーの衝動を抑えられなくなるという女性は多いもの。その理由は女性ホルモンの変化が関係しています。
女性の性欲は生理周期に大きく左右されます。一般的には、赤ちゃんができやすい排卵期前後(生理が始まってから10日~14日目ぐらい)にエストロゲンという女性ホルモンの分泌が多くなり、気持ちが前向きになることから、もっとも性欲を感じやすいと言われています。
とはいえ、性欲の強さにも個人差があるように、したくなるタイミングも人それぞれです。生理中は腹痛や吐き気で性欲を感じるどころではない…という方もいれば、気分が高揚して寝つきが浅いからひとりエッチでリラックスしたいという人もいるでしょう。
大切なのは自分がどのタイプなのかを見極め、体の状態にあった性欲処理法を使い分けることです。次の項目から生理中にオナニーをするときのやり方と注意点をご紹介していきます。
生理中のオナニーのやり方1:下着の上からローターを当てる

生理中は膣内が通常よりも傷つきやすい状態。ナプキンで風通しがため、雑菌が体内に入る可能性があります。セックスはもちろん、オナニーでバイブや指を挿入するやり方は避けたほうがいいでしょう。
下着の上からローターを当てる方法なら手を汚さずに快感を得ることができます。ナプキンがクッションのような役割を果たし、いつもとは違った心地よさが感じられるでしょう。
クリトリスを集中的に攻めるのもよし、下着のラインに沿ってローターを滑らせるのもよし。自分の体を優しくいたわってあげるようなソフトなオナニーを心がけましょう。
生理中のオナニーのやり方2:指でクリトリスを触る
もう少し直接的な刺激でオナニーを楽しみたいときは、指でクリトリスを刺激します。とはいえいきなりクリトリスを触ってはいけません。
陰毛をそっと引っ張ったり、恥骨全体をやさしく揉むようにマッサージしたり、全身に広がる快感に耳を傾けてみてください。このときお尻の穴に力を入れるようにして軽く膣圧をくわえると感じやすくなります。
このようにクリトリス周辺をじわじわと触って感度を高めておくと、それほど強い刺激を与えなくてもオーガズムを感じやすいはず。生理中のオナニーは「外イキ」が基本。陰毛や恥骨などの性感帯をうまく刺激して、クリトリスでのオナニーを楽しんでくださいね。
生理中のオナニーのやり方3:妄想力で気分を高める

生理中は、強めの刺激は厳禁!となると、感じるために重要になるのは「妄想力」です。オーガズムにむかってゆるやかに快感を高めるために、自分の中でテーマを設定しておきます。
お気に入りのAVやマンガを手にとってもいいですし、彼や憧れの人とのエッチを想像するのもいいでしょう。「こんなエッチをしてみたいなぁ」という願望を頭の中で思いっきり巡らせてみてください。
そして、イキそうになったら止めて、優しく触って、止めて・・・を繰り返します。スローセックスならぬ、スローオナニーでゆっくりと体を癒してあげるのが、生理のときにおすすめのオナニーのやり方です。
生理中のオナニーのやり方4:おっぱいの感度アップ

女性の二大性感帯といえば「Gスポット」と「クリトリス」ですが、生理中のときは、これらの性感帯に頼りすぎずに感じる練習をしてみるというのもお楽しみのひとつ。初心者さんは「おっぱいの感度アップ」に挑戦してみましょう。
STEP1:乳首を転がす
椅子に座った状態で胸を露出し、指で円を描くようにして乳首をコロコロと転がします。先端が勃起するとともに、アソコにぞわぞわと走る感覚を味わいます。
STEP2:乳輪をなぞる
次は乳首の外側にある乳輪を指先でなぞります。目を閉じて、憧れの彼が舌先であなたの乳輪を丁寧に愛撫するシーンをイメージしてみましょう。乳首ほど強い快感は得られませんが、ムラムラしてくるはず。
STEP3:乳首をつねる
軽く爪をたてるようにして乳首全体をつまみます。彼に甘噛みをされているイメージを持って、引っ張ったり、左右にゆすったりしてみましょう。
生理中のオナニーを快適に楽しむワンポイント
「シーツが汚れそう」「アソコが傷つきそう」など、生理中のオナニーはなにかと不安とストレスが付き物。いろんなことに気を配っていると、せっかく気持ちのいいはずのオナニーも没頭できなくなってしまいますよね。そこでここでは、生理中のオナニーを快適に楽しむための一工夫をご紹介します。
・オナニーの前後はシャワーで清潔に
少し前までは「生理のときはお風呂に入らない方がいい」と言われてきましたが、むしろ逆です。生理の時こそ、あそこをきれいに保ち、雑菌から膣を守りたいところ。オナニーの前後はあそこにシャワーをあてて、指の腹をつかって陰毛や小陰唇についた経血や汚れを丁寧に洗い流しましょう。
・バスタオルとウェットティッシュを用意
オナニーを始める前にバスタオルをベッドに敷いておくと、下着から経血が漏れてしまってもシーツを汚す心配がありません。ウェットティッシュを枕元に用意すれば、経血で汚れた指もすぐにきれいにすることができるでしょう。
・生理初日はタンポンを使う
生理が始まって2~3日は経血の量が多く、大きめのナプキンをしていても「漏れ」が心配ですよね。そんなときは、シャワーできれいに洗い流してから、タンポンを使用するといいでしょう。

生理中のオナニーのうれしい効果
生理中は体がだるく憂鬱な気分になりやすいもの。そんなときオナニーで気持ちよくなれば、心身ともにリラックス。生理痛による倦怠感や頭痛が軽減され、深い眠りにつくことができるでしょう。
国際片頭痛学会の専門誌には「オーガズムは鎮痛薬と同じぐらい頭痛を緩和する効果がある」と掲載されています。オーガズムによって“オキシトシン”や“エンドルフィン”という幸せホルモンが分泌されることで、すっきりとした高揚感が味わえるそうです。
オーガズムによる鎮痛効果は、8~10分ほど。まさに生理中のオナニーは、ロキソニンやバファリンよりも女性にやさしい味方といえるでしょう。体の様子をみながら、いつもよりソフトなオナニーを心がけて。憂鬱な生理期間はオーガズムで前向きに乗り切っていきましょうね。