岩崎みさと、性の目覚めは6歳の頃だった【オナニー白書Vol8】

この連載では、20代~30代のイマドキ女子たちのオナニー事情を個人取材。女性目線で、女性が気持ちよくオナニーを楽しむための秘訣を大調査していきます!

今回のオナニスト人物紹介

かれこれオナニーとの付き合いも20年近くになる今日この頃(しみじみ……)。今回は、PINKYの管理人、岩崎みさとの「性の目覚め」をテーマにしていきます。

物心ついた頃から日課となっていた「オナニー」

私がオナニーをはじめたのは、小学1年生の頃。夏のお祭りで買ってもらった、小さなライトの持ち手部分を局部に擦り付けるようにして、オーガズムを楽しんでいました。

当時は、姉と同じ部屋で寝ていたので、「ばれてしまうのではないか……」とヒヤヒヤしながらこっそりしていたのを覚えています。絶頂の瞬間も「……うっ」と声を殺しながら寝返りを打ったり、声や物音で気付かれないようにとても気を使っていました。

好きな子とのセックスを妄想してオナニーをしていた小学校時代

オナニーの頻度にはムラがありました。しばらくしない時期もあれば、毎晩のように下着の中に手を伸ばさなければ寝られない夜も……。

今振り返ると、学校に好きな男の子ができるたびに、彼とキスしたり、胸を揉まれたりしているシーンを妄想しながら、局部をまさぐっていたように思います。

当時は胸だってまだぺちゃんこだったのに、性的なことには興味津々で、かなりのおませな子でした。

私が小学生だった頃は、まだテレビ番組もかなりきわどい映像を流していたりしたので、ドラマの中の濡れ場やセーラームーンの着替えシーンをみてはムラムラしていましたね。懐かしい……。

罪悪感とのせめぎあい、でもやめられない!

「ベッドの中でパンツに手を突っ込んでる私っておかしいのかも」

夜寝る前にオナニーをするのが日課となっていたが、心の中では“してはいけないこと”という意識が強くあったのを今でも鮮明に覚えています。

「オナニーをすると馬鹿になる」という都市伝説が流れていたせいか、勉強の合間に集中力が途切れ、下半身がうずく感覚をキャッチすると、「自分はだめだ」「オナニーのせいで成績がさがったらどうしよう」と不安になったこともありました。

「この1回で終わりにしよう」と何度も心に誓っても、1ヶ月も経たないうちに、またムラムラが抑えられなくなる。中高生になっても、そんなサイクルを繰り返していました。

オナニーはセックスの準備体操、女子は積極的にすべき

10数年前までは「女にはさほど性欲がない。だからオナニーもしない」という偏った社会の風潮があったせいか、今でも「オナニーを語ること」に抵抗を感じている女性は多いです。

それは男性が感じている「抵抗感」を遥かに超えていて、“オナニー”という言葉を耳にしただけで、体が硬直してしまう女性もいます。

実際、私も20歳前後の頃は、彼氏に「オナニーみせて」といわれて、「そんなことしないからわからない」と嘘をついていた時期がありました。こうして自分の体験を語れるようになったのも、ここ数年のこと。年齢や経験を重ねるごとに、性に対する考え方が変わってきたためです。

今でこそ女性を意識したデザインのラブグッズが販売されるようになり、女性のオナニーも市民権を得てきていますが、私たちには、まだもう1つ乗り越えなければならない「性の壁」があると思います。

それは「セックスのときの女性のオーガズム」です。普段セックスの取材をしていると、「セックスで女性がイクこと」に対する意識が、男女ともに低いと感じます。

「女性がイク瞬間を見たことがない」あるいは「自分がイッているのかわからない」と話す人は本当に多いのです。

その原因は主に2つ。

①女性が自分の体やオーガズムについて正しい知識を持っていないこと
②カップルの間で十分にセックスの会話ができていないこと。

女性がセックスでイケない原因は、女性自身がオナニーを前向きにとらえ、セックスのための準備体操として積極的に日常に取り入れることで、少しずつ状況が変化してくるものだと考えています。

ぜひ女性には、美容や健康の一環として、オナニーを楽しんでもらいたいものです。