「産後は‟膣が緩くなる“」本当の理由!今すぐ‟膣トレ”を始めるべきサインとは?

2児のママであり、女性のオナニー研究家の岩崎みさとです。

立て続けに「年子」を出産した私の最近の関心事といえば、もっぱら「産後の膣ケア」

産後1年が経ち、夫との性生活もゆるやかに復活したものの、セックスのときになんとな~く産前よりも膣に力が入りにくくなったと感じるのです。夫に聞いてみても、「とくに前と変わらないよ!」ときっぱり。

「ぶっちゃけ、ちょっと緩いな」と思っていても、パートナーに真実を伝えられる男性って少数派ですよね。実際のところ、私の膣ってゆるんでるのかな…とモヤモヤする毎日

そんななか、ちつトレに関する本を読んでいたら、「産後の膣のゆるみ」について衝撃的な事実を発見したのです。

インナーボールって効果あるの? 2児のママが1週間膣トレをやってみた【体験談】

2020.02.05

産後、膣がゆるむのはどうして?

よく『子どもを産むと膣がゆるむ』といわれていますよね。新生児の頭の直径は、だいたい10センチ。一方で日本人のペニスの直径は、平均3.19センチといわれています。

出産時、ペニスの3倍以上の太さの赤ちゃんが産道を通るわけですから、そりゃもう、ゆるくなるのは致し方ないこと……というのは、経験をとおして実感しています。

ちつトレの第一人者である、医師・関口由紀先生も、著書『カラダがときめく ちつトレ!』(アスコム)のなかで、

「一度でもちつからお産した女性のちつは、多かれ少なかれゆるみます。ほとんどの場合、生活に困らない程度には戻りますが、決して産む前の状態には戻りません」

と断言。さらに、分娩時間や赤ちゃんの大きさなども、産後の膣のゆるさに影響してくるそうです。

「ちつが、ホルモンの影響でいったん伸びて一時的に筋肉の締まりが甘くなり、やわらかくなる。ちつの状態は、3か月前後でほぼ元の状態に近くなりますが、完全に元に戻るわけではない。お産に時間がかかったり、赤ちゃんが3500グラム以上あったり、高齢出産の場合は、さらに戻りにくいことも」

私も含めて、「産後、膣がゆるくなった」と感じる女性の多くが口にするのが、「おしっこを我慢できなくなった」という話。いわゆる、尿漏れですね。

尿漏れが頻繁に起こるということは、その付近にある「膣」も緩んでいるということ。膣をキュっと締める動きがやりずらくなったと感じる場合、それは出産によって、「恥骨尾骨筋」という筋肉が衰えてしまったからなのです。

「『ちつがよく締まる』と男性に感じさせるには、膣口の締め付けパワーが肝心です。膣口をキュッとすぼめる恥骨尾骨筋は、出産を繰り返すたびに少しずつ傷んでいきます。膣口そのものも、分娩後少しずつゆるんでいきます」

出産経験にかかわらず、膣がゆるみやすい女性の特徴

さらに、関口先生によると、膣の状態は、出産経験だけでなく、生活習慣の影響も大きいそうです。

「出産をしていなくても、運動不足、栄養不足がちつの締まりにとても響きます。家やオフィスでじっとしている時間が長く、『食べない』ダイエットに走りがちな現代の女性は、年齢を問わず、筋肉が細りやすくなっています。ちつもそのまわりもほとんど筋肉なので、ダイレクトに影響がでます」

デスクワークで運動不足……って完全に私のことやないかーい!!(笑)

もともと膣がゆるみやすい生活習慣を送っていたうえに、2度の出産を経験しておきながら、ほとんど「膣ケア」をしてない私。もっともっと、自分の膣を労わってあげないとダメですね。

「膣のゆるさ」チェックリストをやってみた

今の自分の膣の状態が気になったので、「膣レベルがわかる完全チェックシート
」というものを試してみました。

診断方法は、10個の質問に答えるだけというシンプルなもの。結果は「A~Dレベル」の4段階評価で診断されます。

Aは「アスリート選手並みの美コア(膣) 」の持ち主。Bは「良好!今後のメンテナンスを前向きに考えて」と続きますが……。

私の膣の状態はというと……「C(セルフケアを今すぐスタート)でした。汗

「このまま放置しておくと衰える一方だから……」って、辛口なコメント。まあまあ、そうだけどさあ…。

「産後の膣は完全には戻らない」という現実を受け止めるのが膣ケアの第一歩

産後の膣は多かれ少なかれゆるむ!そして、経腟分娩の場合、決して出産前の「膣」には戻らない……という産後のママにとっては悲しすぎる現実。私はまだ心の整理がついていません。(笑)

産後って、子どものお世話が第一で、ついつい自分のことは後回し……というママは多いですよね。もれなく私もそのひとり。気が付けば3か月も美容院に行っていないというほど、自分自身のメンテナンスには無頓着なので、なかなか膣ケアも続きません。

そろそろ産後1年という節目を迎える頃ですし、本気で自分の「膣」と向き合おう!と決意した今日この頃です。