私たちの体を望まない妊娠や性病から守ってくれるコンドーム。愛のあるセックスには必須のアイテムですよね。
少し前までは、どのメーカーもこぞって「薄さ」に特化した商品を出していましたが、最近は「素材」に注目が集まっているそうです。そこで今回は、コンドームの主力素材の特徴を女子目線で徹底解説。彼とのセックスをもっと気持ちよくするための小ネタをご紹介します。
目次
ラテックス
ラテックスは最もポピュラーなコンドームの素材。なんと世界に流通するコンドームの9割以上を占めているそうです。
メリット:
どこでも手に入る、値段が安い、伸縮性に優れており、着けやすい、フィット感がある、温感ゼリー付き、香り付き、サイズなどバラエティも豊富
デメリット:
コンドーム特有のにおいがする、ゴムアレルギーの人は使用できない、素材の特性上、分厚い商品が多い(現在売られているものは、一番薄くても0.03ミリ)、品質劣化が早い
商品名:
バタフライホット(グラマラス)
リラックマ コンドーム ほっとゼリー(オカモト)
ポリウレタン
10年ほど前から注目を集めているのがポリウレタン製のコンドーム。「薄さ=気持ちよさ」というブームの到来で、使われることが多くなりました。
ラテックス製の限界であった0.03ミリの壁をはるかに超え、2015年には0.01ミリのコンドームを販売。発売当初は「肌のぬくもりが伝わりやすいコンドーム」として注目を集めました。
メリット:
とにかく薄い(一番薄いもので0.01ミリ)、物理的に肌の距離が近いので“ナマ”に近い感覚が味わえる、熱伝導率が高く、肌のぬくもりを感じやすい、肌や粘膜とすれたときにこすれる感覚が少ないので敏感肌の女性でも痛みを感じにくい、ゴム特有のにおいがしない、ゴムアレルギーの人でも使える
デメリット:
値段が高い、素材が固いので装着しにくい、ごわごわとした感覚がある
商品名:
オカモト0.01(オカモト)
ゴムじゃないコンドーム 幸福の0.01ミリ(相模オリジナル)
イソプレンラバー
数年前にアメリカから日本に入ってきた新素材。日本のコンドームメーカーでは、不二ラテックスのみが取り扱っています。もちもちとした柔らかさが最大の魅力で、使用者からは「何もつけてないみたい」という感激の声も集まっているそうです。
メリット:
柔らかい、肌のような弾力がある、哺乳瓶の口などに使われる素材と同じなので、アレルギーの心配もなし
デメリット:
やや分厚い(0.06ミリ)、値段が高い
商品名:
SKYN(不二ラテックス)
コンドームは「素材」で気持ちよさが決まる
薄さ、デザイン、値段…。コンドーム選びにはさまざまなポイントがあります。皆さんは普段どんなことにこだわって選んでいますか?
恥ずかしいから彼任せにしちゃう、コンビニにあるものをささっと買っちゃう、という方も多いでしょうが、恥ずかしさを捨てて「素材表示」をじっくり見ることから始めてみれば、未知の快感と出会えるかもしれません。