「女性は子宮でモノを考える」の真実って?

_DSC0573昔から「男は頭でモノを考え、女は子宮でモノを考える」といわれていますよね。

この言葉は、もともと「男女の脳の違い」をあらわす表現として、使われてきました。もう少しわかりやすい言葉に直すと、「男性は理性的にモノを考え、女性は本能的かつ感情的にモノを考える」ということを意味します。

 

■理性>感情ではない

女性が感情的になる姿に、恋心がさめてしまうという男性は多いと思いますが、これも「男女の脳の違い」が原因で起こること。そんなときは、互いの「歩み寄り」が大切になります。

「女はすぐ感情的になるからめんどくさい」「男の人ってなんでいつも冷たいの?」と互いの特性を否定しあっていても、物事はいい方向に進みません。もともと性質の違うものなので、「男性脳>女性脳」と優劣をつけて考えるなんてまったく意味のないことですし、もしそんな男に出会ったら「人間的に器が小さい奴」と見切って、距離をおくべきでしょう。

また、男女が仲良くやっていくための解決法として、「女同士のおしゃべりでストレス発散をして、彼の前では理性的に振舞おう」という人がいますが、それは「歩み寄り」ではなく、ただ男性に「媚を売っているだけ」のこと。

持って産まれた「女性脳」をパートナーの前で抑圧しながら過ごしても、ストレスになるだけで、女性にとって幸せではありません。「感情的に物事を考える」というのは、女性の特性であり、もっと大切にすべき一面でしょう。

理想は、ヒステリックになってしまう自分を受け入れ、恋人の前でも「素の自分」をさらけ出し、理解をしてもらえるように努力することです。男性が「女性脳」を尊重できるようになると、女性はじぶんに自信を取り戻し、安心して男性に心を許すようになります。そうすると、ふたりの愛情や信頼関係はさらに強固になるでしょう。

 

■ホルモンが分泌されるのは「卵巣」

ちなみに、「女は子宮でモノを考える」という言葉から、女性ホルモンも「子宮」から分泌されるものと誤解している人も多いのですが、それは間違いです。

女性の体をコントロールしているのは、子宮ではなく「卵巣」です。卵巣の中にある「卵胞」からエストロゲンが、「黄体」からプロゲステロンが分泌されています。

付け加えると、卵巣に「女性ホルモンを作りなさい」と指令を出しているのは、脳の中にある「視床下部」から命令を受けた「脳下垂体」。脳で体内の女性ホルモンの量を把握し、分泌量を調整をしています。

つまり、ホルモンバランスの乱れというのは、ストレスや環境の変化で脳の指令塔が影響を受け、卵巣の働きが左右されることから起こるのです。

ホルモンバランスの乱れは、肌や髪から潤いを奪ったり、気分的にも落ち込みやすくなったりするので、なるべくストレスのかからない生活を心がけたいですね。

 

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