何日も排便がなかったり、すっきりと出なかったり。多くの女性を悩ませる便秘。お腹がぽっこりと出て、腸が重くなると、せっかくの食事も美味しく食べられなくなってしまいますよね。
それに便秘のときのおならはとても臭いので、彼とのお泊りデートも気が気でないという人も多いはず。
そこで今回は、女子の大敵「便秘」を解消する食事のとり方をお教えします。
◆日本食を食べよう
東洋医学の陰陽論という考え方によると、日本人の体に会う食事は、日本の気候風土に合う食材を使った料理。つまりお袋の味ともいわれる「和の家庭料理」のような食事のことです。
でも現代人の食生活は大きく変化をしていて、お米の消費量も減っているといわれています。1日の献立を振り返ってみると、朝はパン、昼はパスタ、夜はお酒と軽いおつまみだけという人もけっこういるのではないでしょうか。
日本人の小腸は欧米人に比べて長いということは有名ですが、それは穀類や野菜を中心とした和食に対応した結果、体がそのように変化をしていったのです。そのため、腸環境を整えたいと思っている人は、和食を意識して食べるのが効果的。
まずは、主食をお米に変えることから始めてみましょう。昼か夜のどちらか一食だけでも和食を食べるように心がけるだけでも構いません。
◆動物性たんぱく質は控えめに
お肉や卵などの動物性たんぱく質を過剰に摂りすぎると、腸内で悪玉菌が増え、便秘の原因になると言われています。焼肉を食べた次の日のおならってすごく臭いですよね。これも悪玉菌が増加している証拠。
たんぱく質は、野菜や豆類などにも豊富に含まれているので、不足の心配はありません。お肉から野菜中心の生活に、切り替えることも大切です。
また、腸内環境を整える「善玉菌」を増やしたいなら、ヨーグルトと1日1.5ℓ以上の水分補給もおすすめ。
◆食物繊維の摂りすぎにも注意!
便秘といえば、食物繊維が豊富な食材を多く摂ればいいというイメージがありますが、キャベツの千切りを山ほど食べたりする必要はありません。和食中心の生活を心がけていれば、食物繊維は十分にとることができます。
食物繊維は、お腹の中で膨らむ性質があるため、腸内のお掃除には優秀ですが、とりすぎると栄養分を吸収したまま排泄されてしまうことに。貧血の原因にもつながるので、過剰摂取はおすすめしません。
腸内環境を整えることは、美人への近道。食生活を改善して、ぽっこりお腹とおさらばしましょう!