上付き、下付きの違いとは?膣のカタチ別感じる体位の見つけ方

女性器の形を表す表現として「上付き・下付き」という言葉があります。皆さんは、自分のアソコが上付きか、下付きか気にしたことはありますか?

実はこの「上付き・下付き」の違いは、挿入の快感を左右することもあるそうなのです!女性器の形は千差万別。自分はどちらのタイプなのかを知ることは、気持ちのいいセックスへの第一歩につながります。

そこで今回は、「上付き・下付き」の違いを説明した上で、膣のカタチ別に感じる体位の見つけ方を紹介します。

上付き、下付きとは?

そもそも「上付き」「下付き」という言葉をはじめて聞いたという女性もいるでしょう。「上付き」「下付き」とは、膣の位置を表しています。女性器のカタチは千差万別。人の顔と同じで、個性があるのです。

お腹側に近い位置にある膣を「上付き」、お尻側に近い膣を「下付き」と言います。膣を断面でみると、「上付き」は膣の方向が上から下向きに、「下付き」は膣の方向が下から上向きをしているのが特徴です。ちなみにそれらのどちらとも言えない、中間ぐらいの膣は「中付き」と呼びます。

産婦人科医の笠井寛司先生の研究によれば、日本人女性の23.6%は上付き。中付きは67.5%、下付きは8.9%とのこと。さらに年齢を重ねるとお尻が垂れ下がるため、40代以上の女性の5割以上は「上付き」になるそうです。

上付き、下付きを自分で見極める方法

「上付き」と「下付き」。自分の膣がどちらのタイプなのか気になりますよね。そこで見分け方を紹介しておきましょう。

肛門から膣までの距離が4センチ以上離れている場合は「上付き」。4センチ以内であれば「下付き」です。もっと簡単に見分けたいなら、鏡の前でお股をパカーンと広げてみて、陰列(ワレメ)がこんもりとしている方は「上付き」、そうでなければ「下付き」です。

私も夫に頼んでメジャーで測ってみたところ、肛門から膣の間は約3センチ。どうやら「下付き」のようです。

上付きの女性に向いている体位、向かない体位

上付きの女性に適している体位は、正常位。ペニスの角度が上向きの若い男性から、やや下降気味になる中高年の男性まで、勃起の角度を問わずフィット感が味わえます。

逆に、不向きの体位は、後背位。上付きは膣口の位置が肛門から遠いのが特徴。そのため、後ろからの挿入は抜けやすく、深い挿入感を味わうのが難しくなります。

上付きの女性が後背位を楽しむときは、女性がお尻を突き出すようにして腰を高くあげるようにするといいでしょう。

下付きの女性に向いている体位、向かない体位

反対に、下付きの女性の場合は、後背位がおすすめです。ペニスは年齢を重ねるにつれて勃起の角度が下がるのに対して、「下付き女性×後背位」の組み合わせは、どの年代の方でも楽しめる体位。

正常位のときは、女性の腰の下にクッションを置きます。そうすればお尻の位置があがり、膣の入り口も前方に突き出す形になります。

女性器の特徴を表す「上付きと下付き」。どちらが優れているとか、名器というものはありません。たしかに女性器のカタチによって多少なりとも挿入の感じ方に違いはあるかもしれません。

しかし大切なのは、どんな膣であれ、どんなペニスであれ、男女ともに気持ちのいいセックスをするための工夫を怠らないこと。まずは自分の膣がどんな形をしているのかを知って、自分にあった体位をみつけていきましょう!