女性器の悩みは「婦人科形成」で解決!失敗しないクリニック選びの条件

今回は、産婦人科医で『女性器コンプレックス 愛する人と交われない女たちの苦悩』の著者、喜田直江先生より、記事をいただきました。誰にも言えない「女性器のお悩み」を一緒に解決していきましょう!

女性器のコンプレックスを抱えていませんか?

皆さんの中で、明るい場所でのセックスに全く抵抗のない人はいますか?おそらく、「暗くしてほしい!」という人が多いでしょう。それは多かれ少なかれ、相手に自分の性器をみられることに抵抗を感じているからです。

普段、自分でも見ない場所を見られる羞恥心だけでなく、「自分の性器はキレイなものなのか」と意識したり、「男性から指摘されたらどうしよう」という不安もあるでしょう。

ささやかな不安でも、色々と考えを巡らせているうちに、「性器が黒ずんでないか」「陰毛が濃すぎるのではないか」など、大きなコンプレックスを生むことになります。

他の女性とも比べることもできずに、漠然とした不安を抱いたまま、セックスができなくなるといった状況に追い込まれるという事例も少なくありません。

女性器コンプレックスを克服!婦人科形成クリニックとは

そんな不安を解消したい時に、まず思い浮かぶのが「産婦人科」。なかでも、より美容に特化した「婦人科形成」のクリニックが最適です。産婦人科での経験と、形成外科の繊細な手術などの技術を持った医師が、女性器に対する悩みに対応してくれます。

私のクリニックには、女性器でお悩みの方が多く来院されています。「黒ずみが気になる」「人と形が違う気がする」など、デリケートな部分へのお悩みは人によってさまざま。なかでも多くの女性が悩んでいるのは次の3つ。

女性器のお悩み第1位「小陰唇肥大」

小陰唇が肥大しているために、はさまって痛みや違和感があったり、見た目が気になって男性とお付き合いすることができないといった方が多いです。小陰唇縮小手術できれいに小さくできます。手術は1時間弱で、術後1カ月もすれば傷もきれいに目立たなくなります。

女性器のお悩み第2位「膣のゆるみ」

出産や加齢で膣はゆるんでしまいます。お湯や空気が入るといった自覚症状や、パートナーに指摘されるといったものなど気づくきっかけは様々です。膣縮小手術だけでなく、ダウンタイムのないウルトラヴェラ(超音波)やフィラー注入など、昔に比べて解決方法はずいぶん増えました。ご自身のライフスタイルに合った方法を選ぶことができます。

女性器のお悩み第3位「性交痛」

処女膜のつっぱりが原因のものと、女性ホルモン低下による膣の萎縮が原因のものとの2つにわけられます。処女膜の場合は手術で切開することで解決できます。未完成婚やセカンドバージンといった、近年増えてきているお悩みです。膣の萎縮は、エッジワン(CO2レーザー)や専用のヒアルロン酸注入で改善できます。

女性器のコンプレックスが邪魔をして、恋愛やセックスを楽しめないという女性も少なくありません。

私の書籍『女性器コンプレックス 愛する人と交われない女たちの苦悩』では、そんな女性たちの“コンプレックス”を克服するための方法を詳しく解説していますので、気になる方は読んでみてくださいね。

失敗しないクリニック選びの条件

最後に、自分に合った婦人科形成クリニックを選ぶ際の病院選びのポイントをいくつかご紹介します。

実際に訪れることが重要!不安ならメールで相談を

まず、最初に従いたいのは「第一印象」「インスピレーション」です。担当医が女性か、男性か、院内の雰囲気はどうか、実際の自分の目で見た感覚が大切になっています。

いきなり病院に行くことに抵抗のある人は、メールでの相談を受け付けている病院を探してみるのもいいでしょう。漠然とした不安でも、その旨を伝え、病院の反応をみることで、不安が解消されることもあります。

カウンセリングが丁寧かどうか

いざカウンセリングを受けてみても、医師の一方な説明ばかりで、しかもひとつの治療でのカウンセリングは1回まで。それ以降は追加料金がかかるといったところもあります。

きちんと信頼関係を築くためにも、カウンセリングは大切です。医師と良い関係をつくるためには「医師に何を聞きたいかーー自分の女性器は普通か否か、どんな治療があるのか、費用はどれくらいなのか」などのイメージを持つといいでしょう。

注意したい海外でのライセンス 

最後に、担当医の経歴も確認しましょう。日本ではまだなじみの薄い婦人科形成ですが、欧米諸国ではポピュラーです。欧米諸国に比べると日本の婦人科形成が遅れていることは否めませんが、海外ライセンスがあればその技術が優れているかどうか、というわけではないのです。

というのも、海外では莫大な費用を払えば、3日程度の実技なしの講習を受けるだけで婦人科形成医のライセンスがもらえるのです。つまり、証明書をお金で買っているようなものともいえます。医師を選ぶ場合には、ライセンスではなく経歴を見るようにしましょう。

町にあふれる歯科や内科とは違い、婦人科形成クリニックは病院の数が限られています。悩みを抱える女性にとって、病院へ足を運ぶことも、いくつかの病院で診療を受けることも、決して簡単にできることではありません。

しかし、全くどうすることもできないわけではく、悩みを真剣に聞いて適切な治療を行ってくれる医師は、あなたの周りにも必ずいるはずです。