性交痛といえば、「濡れ不足」を思い浮かべる方が多いと思いますが、挿入の痛みは愛液の量だけが原因ではありません。
セックスが終わった後、アソコにヒリヒリとした痛みを感じることがあれば、ほかに原因があるのかも。ここでは、女性器に擦り切れるような痛みが走ったときの原因と対処法についてまとめてみました。
性交痛の原因1:ピストン運動が激しすぎる
セックスの経験が浅かったり、しばらくセックスをしていなかったりすると、挿入したときに「膣がきつい」と感じることがあります。
ぴたっとした洋服を着ているときって無理に動こうとすると縫い目が破れたり、生地が伸びたりしますよね。それと同じで膣もペニスのサイズにあわせて収縮する機能が備わっています。
膣がきついと感じるときは、男性は無理して腰を動かしたりせず、じっくり待つべき。するとじんわりペニスの形にあわせて膣が形状記憶をしてくれるので、動いても痛みを感じることは少なくなります。
挿入は浅めがおすすめです。ペニスは根本のほうが太いので、子宮口を狙い撃ちするようにガンガンと腰を動かすと膣口にひきつるような痛みが走ることがります。浅めのピストン運動を小刻みに動かすと女性は安心して快感を得ることができるでしょう。
性交痛の原因2:アクロバティックな体位
ピストン運動に加えて、「体位」にも性交痛の原因が潜んでいます。まず女性がリラックスできない体位はおすすめしません。
例えば、私は正常位で男性が上体を起こし女性の腰を両手で持つようにして挿入する体位が苦手です。この体位だと表情や上半身が丸見えになって恥ずかしいですし、肌が触れ合う面積が減ってしまうため愛情が感じられないのです。
なんというか、彼の巨大TENGAになった気分。通常の正常位に比べて、挿入の角度もやや無理があるので、膣口が大きく開いた状態になります。さらに男性は体勢が安定する分、ピストン運動が激しくなりがちなのです。
一言で「アクロバティックな体位」といっても、その好みや感じ方は人それぞれなので、まずは女性自身が「落ち着く体位」をリストアップしてみるといいかもしれませんね。
性交痛の原因3:陰毛が巻き込まれている
挿入するときに陰毛が巻き込まれてしまうと、男性にも痛みが走ることがあります。とくに日本では男女ともに「アンダーヘア」のお手入れをする習慣があまりないので、陰毛による性交痛は起こりやすいと言えるでしょう。
挿入する際は、小陰唇を手で軽く開くように手を添えて、陰毛が巻き込まれないようにするといいでしょう。陰毛が濃い方は、眉毛ハサミでIゾーンに軽くハサミをいれるだけでもトラブルを防止することができます。
剛毛でごわごわとした質感で悩んでいる方は、お手入れの際にアンダーヘア専用のトリートメントを使うとさらさらのアンダーヘアに近づくことができます。
まとめ
最後にもう一度、性交痛が起こる原因と対策をまとめておきます。

挿入のたびに痛みが走るとセックスに対して苦手意識を感じてしまいがちですよね。そんなときは自分に当てはまる原因を確認したうえで、適切な解決策を選んでいきましょう。痛みから解放され、快適なセックスライフが送れることを祈っています。
その1:ピストン運動が激しい
→対策:浅めのピストンに変えてもらう
その2:アクロバティックな体位
→対策:リラックスできる体位をみつける
その3:アンダーヘアが巻き込まれている
→対策:セックス前に専用のトリマーなどで毛量を調整しておく