「あまり気持ちよくない」「できればしたくない」など、セックスに苦手意識を持つ女性は多いもの。性欲の強さは個人差があるとはいえ、愛する人との交わりで“感じることができない”のは、やはり寂しいですよね。
特に女性の場合は、「セックスに精神的なつながりを求める傾向がある」と言われていますので、いつも「彼に求められるからしょうがなく・・・」という気持ちでするのは、心の状態にもよくありません。
◆女性が気持ち良くなれない3つの原因
そもそも、女性がセックスで気持ち良くなれない理由は、どこにあるのでしょうか。その原因として考えられるのは、以下の3つ。
1.前戯不足
濡れていないのに挿入されても痛いだけ。これに関しては男性側の責任ですね。男性脳って、どうしても「効率」を優先してしまうから、セックスでも一度「5分の前戯で挿入までありつけた経験」をすると、それ以降も同じようなコースをたどってしまいがちなのだとか。
一方、女性の場合は、その日の気分や体調によって、前戯に必要とする時間って変わってくるもの。裸をみればすぐに勃起する男性と比べて、女性は「準備」が整うまでに時間がかかるので、この辺は、男性側が思いやりをもって向き合ってほしいところですね。
2.心の問題
セックスに対する罪悪感がありすぎると、かえって気持ち良くなれない・・・ということもあります。幼い頃からかなり厳しく育てられた人などに多いですね。
また、過去に男性から「不感症じゃない?」「イケない体質なの?」など、自分の体について言われた心無い一言がトラウマになっているケースも。
どちらも、「セックスはいけないこと」と思っていたり、コンプレックスになっていたりするので、まずは自分がリラックスできる方法を探るのが大切。
PINKYのような女性向けに書かれたセックスコラムを読んだり、女性向けのエロDVDを鑑賞したりして、性に対して明るいイメージを持つことからはじめてみては。
3.自分の体をよく知らない
「セックスは男性のテクニックで良し悪しが決まる」と思っている女性が、ここに当てはまります。
突然、背中がムズムズして「誰かにかいてほしい」と思ったことを想像してみてください。そのときあなたは「もう少し下のほう」「爪を立てると痛いから指の腹にして」など、どんなふうにかいてほしいのかを細かく伝えますよね。
セックスだって、それと同じ。
自分の指でオーガズムに達した経験があるから、「どこをどうしたらいいのか」が分かるようになるのです。あなたはオナニーをする習慣がありますか。なければ、いますぐトレーニングを重ねるべし。
◆自主トレで“感じる体に”
男性は、小学校高学年にもなると、オナニーを覚え、友達同士でも「お前、アレやったことあるか?」と平気で話題にします。しかしながら女性の場合、オナニーはタブー。たとえやっていたとしても、誰かにそれを打ち明けることはしません。
筆者もコラムを書くようになるまで、自分の性を語る経験がなかったため、「オナニーとセックスは、別物。オナニーを超えるような気持ちよさをセックスで味わうことはできない」と思い込んでいたほどです。
でも、オナニーで自主トレをすると、自分の体のことがよくわかるようになるだけでなく、ぐっすり眠れたり、気分も明るくなったり、いいことづくめなのです。ぜひ前向きな気持ちで取り組んでほしいと思います。