「仲良しだけどセックスレス」の原因は女性ホルモンの仕業だった!

「パートナーとの仲はすごく良いのに、セックスレス……」
「何をするにもどこへ行くにも一緒、だけどセックスだけはご無沙汰」

まるで親友のように仲良しなのに、セックスをしないカップルが増えているそうです。セックスだけが“愛の証”ではないけれど、本当に「問題ない」と言い切ってしまっていいのでしょうか。

今回は「仲良しだけどセックスレス」のカップルに潜む原因に注目。セックスレスを解消する秘訣をまとめてみました。

仲良しカップルほどセックスレスになりやすいわけ

少し前に「女子力男子」という言葉が話題になりましたよね。料理や裁縫が得意、ハンカチやティッシュを持ち歩いている、気遣いができる……など女性以上に女子力に長けた男性のことを指す言葉で、若い男性を中心に増えているそうです。

共通の趣味を持ち、会話も弾んで、一緒にいても疲れない。こうした“中性的な男性”は、女性と親友のように仲良くなることができます。しかし夜は期待できない……というケースが多いようです。

彼らに共通しているのは、「オキシトシン」「プロラクチン」というホルモンの値が高いこと。これらは女性ホルモンの一種で、子犬や子どもをみて“かわいい”と抱きしめたくなる気持ちに作用しています。

とくにプロラクチンは産後、母乳の分泌を促すホルモンで、いわゆる“母性本能”のようなもの。テストステロン値が低く、女性ホルモンの値が高い男性が増えていることが、「仲良しなのにセックスレス」なカップルを増やす原因となっているのです。

恋愛におけるセックスの重要性

女性誌のアンケートによると、「恋愛でセックスは重要」と答えた人は、男性71%、女性78%。多くの人が「愛情表現の一つとして欠かせないもの」と考えていることが分かります。

セックスは、究極のコミュニケーションといわれるように、私たちは、“裸のつき合い”を通して、言葉を交わす以上に多くの感情や情報をやりとりしています。相手と性器を結合しなくても、ただ裸になって抱き合っているだけで、心身が満たされ、安心感に包まれた経験は、誰でもあるはず。

「快感」によって、心が解き放たれ、洋服を身にまとっているときには、みられないような相手の姿を目にすることができます。また同時に、自分と相手の肉体が1つになっていくような「一体感」を味わうこともできます。

セックスは、より相手を知ることで、思いやりや愛が深まる行為でもあるのです。だから「私たちには必要ない」と遠ざけるのはもったいないこと。交際期間の長さを問わず、いつまでも2人でセックスを楽しめる関係が大切にしたほうが“真の仲良しカップル”と言えるでしょう。

セックスを取り戻すにはどうしたらいい?

とはいえ、セックスレスの状態から、いきなり「彼を誘うのはすこしハードルが高い」と感じる人もいるはず。面と向かって「したい」と伝えるのは恥ずかしいし、それとなく「したい」と伝える技術もない。そんなときは、「男らしさ、女らしさ」を意識することから始めてみましょう。

彼と接するときは、相手を立てたり、甘えたりして、彼の内側に眠っている「男らしさ」を刺激します。重い荷物を持ってもらうとか、「夜暗い道を歩くのは怖いから迎えに来て」と頼ってみるとか、日常のほんのちょっとした場面で、女の弱さをちらつかせるのがポイント。

男性は、自分よりも弱いものをみると「守ってあげたい」という気持ちが湧き、「男らしさ」が芽生えると、性欲もメキメキと復活するものです。「女の弱さ」をいかして、彼のプライドを上手に満たしてあげましょう。

同時に、「女らしさ」を意識することも大切に。体のラインがはっきりとわかる洋服を着たり、デートのときに腕を組んで歩いたり(※このとき、彼の二の腕に胸を当てること)するだけでも、効果的。新しい下着を買って、エッチなムードを高めるのもいいでしょう。

言葉だけで十分にコミュニケーションが取れているカップルは、さらにセックスをプラスして、今よりももっとラブラブな関係を手に入れてみてはいかがでしょうか。