セックスレス大国として知られるニッポン。いまや3組に1組の夫婦がセックスレスと言われています。
さらに世界と比較すると、日本のセックスはその内容もかなり淡白。「あれしたい!」「これ試してみよう!」と積極的な意見交換がなされないまま、育児や仕事に追われてなんとなく「しなくなる」カップルが多いようです。
さらに女性の話を聞いていると、「イチャイチャするのは好きだけど挿入は苦痛」「早くイってくれないかなと思う」など、セックスの中でも挿入に対する満足度が低いことがうかがえます。
そこで今回は、挿入に関する不満を解消するピストン運動のバリエーションをご紹介します。
最適な挿入の深さやリズム感を見つけよう!
ペニスを前後に抜き差しするだけの最も一般的なピストン運動。おそらくほとんどの人は、男性が射精するまでこの動きをひたすら繰り返すのが定番になっているのではないでしょうか。
ここで一工夫したいのが、挿入の深さやリズム感です。挿入が始まったら、ただ男性に身を任せるのではなく、ペニスの形状をイメージしながら、どの辺りを擦られると気持ちいいのかを探っていましょう。
例えば、膣の性感帯といえば、Gスポットがポピュラーです。Gスポットは、膣に指を挿入して、お腹側の3~5センチほどの場所にあると言われています。ひとりエッチをするときに、自分の指で触っておくといいかもしれませんね。
はっきりとした場所を見つけられなくても、「なんとなくココを触ると、他の場所と感じ方が違う」と思えるだけで、挿入時のモチベーションが高まるはずです。
Gスポットを狙うなら、浅めの挿入で、小刻みに抜き差しするのがおすすめ。前後運動では挿入の深さやスピードなど、自分の好みを見つけてみてくださいね。
腰の下にクッションを置き、角度を変えてみよう!
挿入して気持ちのいい角度というのは、女性器が上付きか下付きか、勃起した時のペニスの角度などによっても変わるものなので、その都度パートナーと調節することが大切です。
挿入時に痛みを感じるという女性は、クッションや枕を腰の下に置き挿入の角度を変えると、いくらか痛みが軽減されます。正常位であれば、女性の脚を上に持ち上げて腰を浮かすようにするだけでも、感じ方が変わるかもしれません。
また女性の腰の位置を高くすると、ペニスがGスポットを擦りやすくなるので、「もっと感じたい!」という方にもおすすめの小技です。
早漏防止に効く!回転運動でベンチタイム
「彼氏が早すぎる!」というお悩みもよく聞きます。これもピストン運動の動きをちょっと工夫することで、それなりに解決できます。
ポイントはイキそうになったら、前後運動から回転運動に変えること。回転運動とは、文字通り円を描くように、ペニスで膣壁全体を擦ること。亀頭や裏筋などの性感帯に強い刺激が加わる前後運動に比べて、快感をコントロールしやすくなります。
ゆったりとした動きでベンチタイムを設けることで、より長い時間愛し合うことが可能になるでしょう。
セックス中はもっと「会話」を取り入れよう!
挿入が始まると何度も体位を変えて、引き出しの多さをアピールする男性がいますが、女性からすれば、感じている途中にペニスを抜かれると快感から覚め、現実に引き戻されてしまうもの。
「女性を喜ばせよう!」という気持ちは伝わってきても、残念ながら独りよがりなセックスに過ぎません。とはいえこれも男性だけが悪いのではなく、「それは嫌!」と言い出せない女性にも責任があります。
前戯では自分からフェラやキスをしても、挿入が始まった途端に受け身になってしまっていた…という方は、次回のセックスからピストン運動のバリエーションを意識してみましょう。
「もう少し浅めのほうがいいかも」「クッションを使うと気持ちいいんだって」など、ベッドの上でのコミュニケーションを活性化させてくださいね。