体から始まる恋愛は女に不利?セックスのベストなタイミングとは

なぜ、私たちは「好きな人とセックスしている」のに、苦しいのか?
なぜ、私たちは「好きな人とセックスしている」のに、苦しいのか?

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「好きな人とセックスしたら連絡が来なくなった」「最初は優しかったのに、セックスをしたら急に彼の態度が冷たくなった」

好きな人とセックスをしたあとに、こんなツライ思いをしたことはありませんか?

「男を見る目がなかった」とすんなり割り切れればいいのですが、相手より自分の方が気持ちが強いとなかなか身を引けなかったりするものですよね。

 

◆セックスの対価に愛を求めてはいけない

AV監督の二村ヒトシさんは著書『恋とセックスで幸せになる秘密』の中で、セックスで女性が傷ついてしまう原因は、女性自身が「自分の体やセックスを『恋愛のエサ』にしてしまうから」だと言っています。

“「エサにする」とは、自分を愛してくれない人に、愛させるための代償として体を与えること。”

“自分を肯定してくれるかどうかわからない相手に、肯定してもらう(愛してもらう)ためにエサとして体だけを毎回おそるおそる差し出していたら、それは精神的に不安定になるし、気持ちよくないにきまっています。”

例えば、失恋直後に言い寄ってきた男の子といい感じの雰囲気になって、2、3回体を許したら、そのままセフレ状態から抜け出せなくなってしまった・・とか。

あるいは、片思い中の男性から「可愛いね」「ホントに魅力的だね」と褒められて、このまま付き合えるかも・・と勘違いして、セックスしてしまう・・・とか。(※この事例はどちらも筆者の苦い経験談ですが…汗)

私の場合、セックスで失敗をすると、「まぁいい男と一発ヤレたんだし、いっか」とビッチで前向きな発想に転換する一方で、恋愛指南本などを読んで「あぁ、だから私は幸せになれないのか。もう安売りするのはやめよう」と落ち込んだりします。

 

◆「安売りするな=セックスをもっと上手なエサにしろ」と考える女も幸せになれない

二村さんは、恋愛教祖たちの「自分を安売りするな」という主張に対して、こんな考えを述べています。

“「自分を安売りするなということは、自分を高く売った方がトクだ。実際の自分よりも価値があるように、みせかけろ」と言っているのと同じ。(中略)「安売りしないの」と忠告した彼女も恋愛で苦しんでいる場合、もともと「自分を高く売ろう」としていたのが原因であることが多いのです”

この鋭い分析、あっぱれですよね。

「付き合う前にセックスをするのはタブー」と思っている女性は多いけど、「告白とセックスの順序」を守ったからと言って、彼に愛されるかどうかは別の話。ここを見落としているから、交際が始まってから「彼が冷たい」「彼が浮気してるかも」という悩みで頭がいっぱいになってしまうというわけです。

“自分を安売りする女性も高く売ろうとする女性も、セックスを「恋愛のエサにしてる」という意味では同じことをしている。大切なのは、「いつ、させるか」じゃなくて「その人とセックスすると安心できる相手かどうか」”

幸せなセックスをするための名言、肝に銘じておきましょう。