精液って飲んでもいいの?精液の栄養素、身体への影響は…

フェラチオなどでお口の中に射精されたとき、彼から「精液を飲んでほしい」と言われたことはありませんか。

愛する彼のリクエストにはなるべく答えてあげたいけれど、あの味はどうしても好きになれないし、身体への影響も心配……。そこで今回は、セックス中の困った一コマ「精液を飲んで」と言われたときの対処法を考えていきたいと思います。

精液ってどうやってできるの?

1回の射精で放出される精子の量は数億匹とも言われています。これを聞くといくら小さな精子とはいえ、なんだかお腹がいっぱいになってきませんか…?そもそも精液って何からできているのでしょうか。

精液に含まれる精子の量はわずか1~5%。残りは「精しょう(seminal plasma)」と呼ばれる物質。この精しょうには、神経伝達物質やエンドルフィン、ホルモン、免疫抑制物質など50種類もの物質が含まれています。

精液は最初から睾丸に貯蔵されているわけではなく、射精の段階でさまざまな液体がミックスされています。

睾丸から放出された精子が、射精管、精嚢を通る際に、精しょうが混ざります。次に、前立腺から酵素、酸、脂質などが加わります。最後に、尿道球腺から潤滑剤となる透明な液体が噴射されます。

精液は栄養素が豊富だけど

精液は意外と豊富な栄養素を含んでおり、ビタミンC、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム亜鉛、クエン酸塩、塩化物、たんぱく質、果糖などで構成されています。

ネット上には「精液にはタンパク質が含まれるから飲むと美容や健康にいい」といううわさが飛び交っていますが、数ミリリットルほどの精液を飲んだところで摂取できる栄養素はわずか微量。精液を飲むなら豆腐や納豆などを食べたほうがよほど良質なたんぱく質が取れます。

また、精液を飲むときは「性病」を移されないように注意が必要です。いくら栄養素が豊富だからとはいえ、素性のわからない相手とのセックスの際は、なるべくオーラルセックスは避けた方がよさそうです。

精液を飲みたくない時は…

ラブリサーチの調査によれば、実に82.1%もの女性が「口内射精の経験がある」と回答しています。生理で挿入できないときにフェラチオをして、そのままお口の中に出されてしまう…というケースが多いようです。

とはいえ、「臭いしまずい。吐きそうになる」「青臭い感じでとても飲み込めない」など、精液を飲むことに抵抗を感じる人も多数いました。

いくら愛する彼からのリクエストとはいえ、精液って生臭いし、なんとなく飲むのに抵抗がありますよね。実は私も精液の味が好きでありません。夫もそのことを了承済みなので、フェラから口内射精されたときは、いつも洗面所へ猛ダッシュして口をゆすいでいます。(笑)

まあ、でもこの方法だとあまりにも色気がなさすぎるので、スマートに振る舞いたいときは、

・枕元にティッシュを用意しておいてそっと出す
・水やジュースなどを飲んで口の中の味を変える

などの方法がいいかもしれませんね。

もしあなたが精液を飲むのに抵抗を感じているのなら、無理をしてまで彼のリクエストに応じる必要はありません。セックスはふたりが望むことを選んで楽しむもの。

「どうしても味が苦手なの…」と素直に打ち明けてOK。それでも「愛情が足りない!」と文句を言ってくる彼には、「じゃあ、一緒に飲もう!」といって、口内射精からのディープキス。できたてホヤホヤの精液を口移ししてあげましょう。