男の睾丸が上下に動くのはなぜ?【アソコの不思議】

ペニスの下にある睾丸が上下に収縮するということをご存知でしょうか。機会があったら彼のモノをじっくり観察してみてください。モゾモゾとなんとも不思議な動きをしています。

すこし気味が悪い?いやいや、とても神秘的な現象です。女性器とくらべてシンプルにみえる男性器ですが、実はナゾがたくさんつまっています。今回は、「睾丸が動く理由」を解明していきたいと思います。

睾丸が上下に動くわけ

睾丸の上下運動の秘密。それは、精巣挙筋という筋肉のしわざです。精巣挙筋とは、陰嚢(いんのう)の皮膚の下にある、精巣を包んでいる筋肉のこと。

実用日本語表現辞典によると、「この筋肉は、腹筋の一層をなす「内腹斜筋」というところとつながっており、寒さや恐怖、性的興奮などをきっかけにこの筋肉が収縮することにより、精巣が腹の方向に引き上げられる」とのことです。

でもなんで動くのでしょうか?その理由は、温度調整をするためです。

精子が最も効率的に作られる温度は、体温よりすこし低めの34、5度と言われており、適温を保つために動いています。真夏で湿気が多いところへいくと、男性の睾丸は、だらっと広がった状態になり、熱を放出させ、寒いところでは、ぎゅっと縮こまり熱を逃さないようにしているのです。

人間の体って本当によくできていますよね。毎日何千万個もの精子を生産している「睾丸」。

一見するとスライムのようにしかみえませんが、子孫を残すために、日夜頑張り続けているということを知ると、なんだか愛おしくなってきますよね。以上、睾丸レッスンでした。