SEXの満足度1位は「60代」!熟年世代の性事情に学ぶ、SEXを楽しむ極意

「60代」といえば定年退職を迎えて、仕事上での現役を引退するのが一般的。身体的にも老化が進み、性生活を楽しむイメージを持てない方って多いのではないでしょうか。

ところが実際は、人生の中で性生活が最も充実している世代は「60代」なのだとか。気になるその理由とは…。私たちが熟年世代から学べる、気持ちいいセックスの極意に迫ってみましょう。

セックスを楽しめるのは還暦過ぎてから

Singles in Americaがアメリカに住む5000人以上の独身男女を対象に行った調査によれば、女性は66歳、男性は64歳が最もセックスを楽しんでいることが分かりました。セックスセラピストのマデライン・キャステラノス氏はその理由を次のように分析しています。

「熟年世代は性の経験が豊富で、セックスで何をしたいのかを熟知しています。それから性への自由な探求心も強い。年齢を重ねると肉体的に好きなことが分かってくるのです」

多くの人が若い世代ほどセックスを謳歌していると考えるものですが、実際の調査では年齢を重ねるほど性生活への満足度はあがるようです。

90代でオナニーを楽しむ熟年世代も!?

さらにThe New England Journal of Medicineに掲載された2007年の調査によれば、熟年世代の既婚者(または親密なパートナーがいる)のほとんどが80代でも性的に活発であると報告されています。

彼らの多くは、80代・90代でもなお、性交渉、オーラルセックスやマスターベーションをしたと回答したそうです。

60代男性の3人に1人は“セックスの現役”

海外のお年寄りたちは年齢に関係なく自由なセックスを楽しんでいるようですが、セックスレス大国と呼ばれる“日本”はどうなのでしょうか。

TENGAが2016年に発表した調査では、男性で最近半年間にセックスをしたという人は、50代で45.8%、60代で37.9%でした。女性の場合は男性よりも少なく、50代で26.9%、60代で17.9%。マスターベーションとなると、男性は50代で77.1%、60代で60.6%が行っているようです。

意外と皆さん、充実した性生活を送っているんですね~。私も50代・60代の男性からお悩み相談をいただくことはけっこうあります。その多くの方が「どうしたらパートナーを満足させられるか」と真剣に悩んでおられています。

若い世代には、オジサマたちの“奉仕の精神”を少しでも見習ってほしいものですね~。

心の若さがセックスを楽しみ続ける秘訣?

さて今回は、熟年世代の赤裸々な性事情を見てきました。年齢を重ねると性への関心って希薄になっていくのかなと思っていましたが、そんなこともないようですね。

この数年は週刊誌でも「死ぬまでSEX」という特集が人気と言われています。50・60代はホルモンの分泌量も減り、性的な衰えを実感しやすい年齢。それにも負けないぐらいの「好奇心」がセックスを楽しみ続ける秘訣なのでしょうね。

心の若さというか……熟年世代の「男らしさ」「女らしさ」を磨き続ける努力は、私も見習いたいものです……。

【参考サイト】
Sex is best in your SIXTIES: Survey finds 66-year-olds are the most satisfied in bed – and sex therapists say it makes sense(Daily Mail Online)

50・60代男女の性に関する調査結果報告(TENGA)