未婚カップル8割が「セックスレス」でも、悩んでいるのは2割だけ

hands-437968__180女性誌のセックスレス特集で、驚愕のデータをみつけました。なんと「30代女性の8割がセックスレス」と回答しているではありませんか・・・!

セックスレスとは、「病気など特別な事情がないのに、1か月以上性交渉がないカップル」と定義されています。(日本性科学協会HPより)

同アンケートでは、1か月以上セックスをしていない女性が、83%もいました。恋人の有無は記載されていませんが、これってヤバいですよね。イマドキ女子の性欲ってどうなっているのでしょうか。

 

◆セックスレスしないのが、当たり前?

アメリカでは裁判が行われるほど、離婚の原因になる「セックスレス問題」。筆者が学生時代にアメリカに住んでいたとき、アメリカ人の友人に「父と母が別々に寝ていること」と話したら、「もうすぐ離婚するの?」と心配されたことがあります。

日本では、親子3人川の字で眠るのが「幸せな家族」の情景として語られますが、アメリカでは「夫婦のベッドに子どもは入れない」のが当然なのだそうです。それだけ「夫婦の時間」を大切にしているということですね。

そんなアメリカ人からすれば信じがたい、日本のセックスレス事情。ですが、当の日本人はというと、「セックスレスになって、パートナーと別れを考えたことがあるか」の質問に、「はい」と答えたのは、わずか28%。「エッチがないぐらいで騒ぐなんて・・・」とセックスレスを軽視していることが読み取れますね。

さらに「セックスレスに悩んでいますか」の質問に対しては、「悩んでいる」(15%)、「過去に悩んでいた」(9%)、「悩んでいない」(76%)という結果に。もはや、セックスのない生活が当たり前になっている様子がうかがえます。

 

◆解決の糸口は「話し合い」だけど・・・

同調査では、「セックスレスを解決するために努力したことがあるか」についても聞いています。結果は、「ある」(46%)、「ない」(54%)。悩んでいる人が少ないわりに、解決しようと努力している人は意外と多いようです。

実際の体験談をみてみると、

・パートナーの浮気が原因で1年間セックスレス状態。引っ越しをきっかけに気持ちが切り替わったケース。
・同棲をきっかけにパートナーの性欲が減退し2年間セックスレス。ダイエットやおしゃれに気遣うようにして、女らしさを取り戻したケース。
・お互いに淡白だったことが災いにして3年間セックスレス。子作りをきっかけに話し合いで解決したケース。

などが掲載されていました。

そもそもセックスレスというのは、どちらかがしたくても、どちらかがしたくない(またはできない)という、アンバランスが生じていること。上記のエピソードをみても、解決には「ふたりの話し合い」が重要であることが分かります。

ですが、今回の調査では、「セックスレスだけど、悩んでいない」という人が7割を超えているので、厄介だなぁと思いました。付き合いが長くなると、どうしても後回しにしてしまいがちなセックスですが、愛情や絆を深める努力を怠らないように意識していきたいですね。