短時間で盛り上がる「ファストセックス」の魅力と楽しみ方

少し前にカップルの間でひそかなブームを巻き起こした、スローセックス。愛する人とたっぷりと時間をかけて濃厚に交わるセックスは素晴らしいものですが、忙しい女子たちの間では「ぶっちゃけそんなに時間をかけていられない」という本音もあるようです。

そんななか、巷では前戯ゼロ、短時間で盛り上がる「ファストセックス」が話題となっています。“前戯のないセックス”というと女子たちからは大ブーイングが集まりそうですが、いったいどのようなプレイなのでしょうか。今回はファストセックスの魅力と楽しみ方をご紹介します。

ファストセックスって?

ファストセックスとは、前戯に時間をかけずに短時間で一気にオーガズムに達することを目的とした性行為のこと。ゆっくりと時間をかけ、男女が互いをいたわりながら肌を重ねる「スローセックス」とは対照的に、より効率的にオーガズムというクライマックスにむかって楽しむ、快楽重視の“良いとこ取りのセックス”です。

前戯なしのセックスなんて、「愛情が感じられない」と批判も聞こえてきそうですが、そう毛嫌いすることはありません。どうしても抵抗のある方は、セックスを「食事」に例えて考えるといいと思います。

たっぷり時間をかけるスローセックスは、愛の証として理想的なプレイかもしれませんが、毎日豪華なフルコースが続くと胃もたれしてしまうもの。ファストセックスを食事に例えるなら、サンドウィッチやおにぎりのようなセックス。そんなにお腹が空いていない時に軽い食事をとるつもりで、ふたりのナイトライフにファストセックスをとりいれてみましょう。

ファストセックスの魅力

その1:男性の性欲と無理なく付き合える

女性の性欲は個人差が大きく、生理周期やストレスにも左右されやすいもの。結婚して妊娠・出産を経験すれば、女性ホルモンの変化によって「まったく性欲が湧かない」と悩む方も少なくないようです。一方で男性の性欲は、食欲や睡眠欲と同じように絶えず沸き起こるもの。とくに若いうちは、自分の意志とは関係なく、定期的に排泄する必要があります。

ファストセックスは、そんな男女の性欲のすれ違いを解消してくれる魅惑のプレイ。10分足らずでささっと性欲を処理できるので、お互いに不満が貯まりにくく、男性の生理に無理なく付き合うには一番のセックススタイルなのです。

その2:事前準備も不要!ズボラのままでOK

いざセックスをするとなると、ムダ毛の処理をしたり、下着の上下をそろえたり……。なにかと準備が大変ですよね。何もお手入れしないでベッドインしないのはマナー違反というか、女子のたしなみとして“暗黙のルール”に縛られている方も多いと思います。

でも付き合いが長くなり、一緒に暮らすようになれば、24時間365日“戦闘態勢”でいるのは、なかなかハードルが高いもの。そんなとき、ファストセックスなら心配いらず。毛の処理が甘い日や下着が可愛くないときは「着衣でのセックス」がおすすめ。

「エッチしてもいいけど、洋服着たままでいい?」と彼に提案してみましょう。こうやってセックスのハードルを下げられるのも、ファストセックスの魅力です。

その3:やりたくないことは断ってもOK

その気になれないときにファストセックスに応じるときは、必ず「交渉」を忘れずに。「オーラルセックスとキスなしならOK」「5分で終わらせてね」など、彼のお誘いを受け入れる代わりにセックスの内容や時間に細かく注文をつけるのがポイントです。

自分がやりたくないことは断ってもOK。そう思うことでセックスのハードルがぐんと下がり、お互いに無理のない行為を楽しむことができるでしょう。

短時間でファストセックスを盛り上げるには?

セックスといえば、「夜に暗くした寝室」「裸になってするもの」「ゆっくりと時間をかけた前戯」「誰にもみられてはいけない」「恥ずかしい行為」などのキーワードが思い浮かびますよね。

ある程度、回数を重ねてきたカップルは、この概念を崩してみることで、ふたたび情熱的で新鮮なセックスが楽しめるようになります。最初はドキドキしていたセックスも回数を重ねると新鮮さが感じられなくなってしまうものです。

そういうときは、セックスの場所や時間、体位を工夫して、刺激をプラスするように考えてみてくださいね。

例1:朝、服を着たまま

朝食が済んだら、リビングで、服の上からキスや愛撫をしてみましょう。軽い前戯が終わったら、男性はズボンのジッパーだけ下ろして、女性の下着をずらして挿入をします。あえてベッドには移動せずに、朝日がよく入りこむ明るい部屋で行うと新鮮です。夜のセックスではよくみえなかった表情がよく見えて、興奮も増すはず。

例2.:ソファやベランダで

おなじ部屋の中であっても、すこし空間を変えるだけで、新鮮さがよみがえります。カーテンを閉めて窓を開けたり、玄関ですると、「だれかに見られてしまうかもしれない・・」というスリルが感じられ、よりいっそうドキドキ感が高まることでしょう。女性がソファに座って脚を開いたり、机に両手を乗せて立ちバックのまま挿入したりするなど、ベッドの上ではできない体位を考えてみるのも楽しみのひとつになるはず。

まとめ

仕事、女子会、家事、育児――。毎日時間に追われて忙しく過ごす日々の中で、ゆったりセックスを楽しむ余裕なんてどこにもない!という女性も多いはず。「その気になれない」「今日は疲れてるから」とパートナーのお誘いを断り続けるうちにセックスレスになってしまったという声はよく聞くものです。

そんなカップルにこそ、ファストセックスはおすすめです。キスから始まり、フェラとクンニをして、お互いが絶頂に達するのを見届けて…。そういった暗黙のルールに囚われていると、セックスがどんどん負担になってしまうもの。ずっと愛し合う秘訣は、その日の気分や体調によって“セックスのコース”をうまく使い分けることが大切です。

これまでセックスが面倒だと思っていた女性も、たった10分足らずのセックスであれば、男性の射精願望に付き合ってあげられると思いませんか。前戯がおざなりのセックスには女性からのブーイングが殺到しますが、ときには短時間で燃え上がるセックスも楽しいものです。今回ご紹介したアイデアを参考にファストセックスを楽しんでみてくださいね。