セックスのコースを話し合えるカップルは「いつまでもレス知らず」

セックスは、食事とよく似ています。大食いの男性は性欲が強いとか、きれいに食べる人はセックスのときも器用なんていわれていますが、私たちが普段「どんな食事をするか」を選択しているように、セックスのときもお互いが欲している「コース」を意識するようにすると、ナイトライフの不満は一気に解消されます。

彼とのセックスがマンネリ気味だったり、レスになりそうなときは、「コース選び」を忘れないようにしてみるといいかもしれません。

セックスは食事選びとおなじ

彼とのデートが高級フレンチやイタリアンのフルコースだったら感激する女性は多いと思いますが、それが毎回続くと飽きてしまいますよね。料理やおもてなしのありがたみも薄くなってしまうでしょう。人間の食欲が、日々変化するように、セックスの嗜好も気分や体調によって変わるものです。

たとえば、女性の性欲を生理周期にあてはめて考えてみましょう。排卵期は、女性ホルモンの分泌によって、肌や髪質がキラキラして、性欲も高くなるといわれています。こういうときは、濃厚なセックスを好み、時間をかけて彼にオーガズムを導いてもらいたいという願望が高まることでしょう。

一方で、生理前は体が疲れやすくなったり、感情的にも落ち込みやすい時期なので、セックスにも消極的になる女性は多いと思います。そういうときは、抱きしめてもらったり、髪をなでてもらうだけのスキンシップを好みます。このようにじぶん自身に「どんなセックスを望んでいるのか?」を問いかけることで、心と体のズレを減らすことができます。

彼とのファストセックスにも寛容になろう

また、セックスをするときは、彼の要望に耳を傾けることも大切です。あなたがなんとなくセックスする気分になれなかったとき、彼からお誘いを受けたとしましょう。このときにじぶんの要望だけを優先して、「私は今そういう気分じゃないの」と断ってしまうと、彼は拒絶をされた気になります。

ただ「したいタイミング」が一致していないだけなのですが、こういうことが何度か続いてしまうと、彼はセックスに誘う勇気を失い、セックスレスになってしまうのです。

このようなケースでは、あなたが協力的になって、彼の射精願望をかなえてあげることが大切です。「私もすごくしたいんだけど、どうしても体が疲れているから短めでもいいかな?その代わりに週末は、たっぷりと時間をかけたセックスをしよう」と伝えて、10分だけ彼に体を貸してあげましょう。そうすることで彼は安心して、排泄行為に集中することができます。

たとえその日のセックスが「前戯なし・女性のオーガズムなし」で終わっても、週末にフルコースのセックスをすると約束しておくことで、女性のほうもフラストレーションを抱えることなく、彼の要望にこたえることができるでしょう。

こんなふうに上手に「コース選び」ができるようになると、彼とセックスのことで衝突することも減ると思います。ぜひ試してみてくださいね。