セックスレスになりやすい人の特徴とずっと愛し合うたった1つの方法

結婚して、長年同じパートナーと一緒に過ごしていると、いつの間にか相手の存在が“空気”のように思えて、セックスする気になれないというカップルは多いものです。

夫婦がセックスレスに陥るきっかけは、「妊娠と出産」の二大イベントが大きく関係していると言われています。そのほかにも、共働きで忙しかったり、趣味や友だちとの付き合いなど別のことに意識が向いていたりして、パートナーとの時間を疎かにしてしまうこともあるでしょう。

しかしセックスレスはそうした“環境”だけが原因で起こるわけではなく、もともとの性格が影響していることがあります。ずっと愛し合い続けるカップルとすっかりご無沙汰になってしまうカップルの間にはどのような違いがあるのでしょうか。

今回は、荻原かおるさんの著書『いつまでもメイクラブする方法』から、セックスレスになりやすい女性の特徴をご紹介。ずっと愛し合うために夫婦が心がけるべきことを開設していきます。

セックスレスになりやすい4大タイプ

荻原さんは書籍を出版するにあたって、100名以上のアンケート、30人以上の男女への取材を行い、セックスレスになりやすい女性を以下の4つのタイプに分類しました。皆さんは心当たりはないでしょうか。さっそくチェックしてみてください。

タイプ1:依存型

□彼(夫)がそばにいないと不安
□一人でご飯を食べに行けない
□彼(夫)が私との時間をつくってくれないと腹が立つ
□彼(夫)への愚痴はいくらでも出てくる
□デートのセッティングは男がするものだと思う
□セックスは男から誘ってくるものだ
□正直、彼(夫)がいない日は何をしていいのかわからない

タイプ2:コントロール型

□彼が頼りないので私がリードすることが多い
□彼がどんくさくて腹が立つ
□彼は私が大事な話をしても、なあなあにすることが多い
□彼が世間からズレている部分について、アドバイスすることがある
□付き合ってる(結婚している)以上、自分の人生設計(結婚・出産など)に彼が寄り添ってくれるのは当然だ
□結婚したらセックスは男の義務だ(子作りは必要なので)
□二人に問題が起きると、彼(夫)の身内に相談する

タイプ3:ハイプライド型

□怒りの感情をストレートに出すのはみっともない
□彼(夫)に浮気されたら、負けた感を覚える
□お互いの気持ちよりは世間体を優先させることがある
□ケンカのときは感情を露わにするのではなく、理屈で話し合おうとする
□彼(夫)がいなくても一人で何でもできる、という態度をとってしまう
□相手が間違った態度だと軽く流せないし、自分から歩み寄れない
□たとえ効果的だとしても、彼(夫)に泣いてすがって「私を捨てないで」とは言えない

タイプ4:問題先送り型

□なぜかいつも忙しい
□今、その気にならないからセックスをしていないが、このままでいいのか不安だ
□彼(夫)に不審な点があるが、事を荒立てるのは面倒だ
□事を荒立てて彼(夫)が去ってしまう可能性があるなら、現状維持でもいい
□私さえ我慢して事が丸く収まるなら、今のままでいい
□彼(夫)との間に問題はあるが、波風を立てて自分の精神状態と生活が乱れるのが怖くて何もしない
□自分と彼(夫)の問題を解決するにはかなり労力がかかる気がする

結婚2年目、28歳女の場合

実は私がこのチェックリストを始めてみたのは、今から4年近く前のこと。主人とお付き合いをする前で、たまたま本に自分でチェックマークをつけていたので、過去と現在を比較してみました。

【過去】

24歳。社会人になったばかりで仕事も恋愛もうまくいかずに精神的にとても不安定な時期。季節が入れ替わるごとに彼氏が変わっていて、自己肯定感の低さから不特定多数の相手と体の関係を持つことも。このころは自分のことが嫌いで、自信もなかったですね。そんな当時の私のチェックリストは以下の通り。

依存型:7個(全部!)
コントロール型:4個
ハイプライド型:2個
問題先送り型:0個

いや~我ながらかなりめんどくさそうな女ですね。とくに依存型が全部当てはまってしまうって。(笑) どおりで恋愛が続かなかったわけです。

恋人ができると100%彼中心の生活。彼が自分以外の人と遊んだり、仕事や勉強に時間を使ったりするのが許せなくて、毎日デートしてくれなきゃイヤ、というタイプでした。

当然、セックスも自己中心的。風邪を引いてる彼の看病をしに行って、一通り身の周りのお世話をしてあげたところまではよかったのですが、そのうち見返り(セックス)が欲しくなってそんな不純な自分に嫌悪することも。

ああ、懐かしい。本当にエピソードをあげればキリがないほど、メンヘラ女子でした。

【現在】

28歳。社会人5年目。結婚2年目。主人と出会ったことで、自信を取り戻しました。4年前よりも自分が好きになり、見栄や意地を張ることも減って、心に余裕がうまれています。また結婚によって、人生設計や目標が明確になった分、モヤモヤとしていた不安が軽くなりました。そんな現在の私のチェックリストはこんな感じ。

依存型:2個
コントロール型:1個
ハイプライド型:0個
問題先送り型:0個

もしチェックリストを試してみて、たくさん当てはまる項目があった方は安心してください!人は出会いや経験によって変わることができます。とくに「どんな相手と付き合うか」はすごく大切。

要は相性の問題だと思うのですが、私の場合はもともとすごく甘えん坊で寂しがり屋。わがままですぐに依存するタイプなので、穏やかで世話好きな主人と付き合うことで気持ちが安定してきました。

逆に、「ハイプライド型」に多くチェックがついた方は、自然体で虚勢を張らないタイプの男性と付き合ったほうがいい関係が築けるかもしれません。

ちょっと前まではめんどくさい女だった私も、主人との出会いによって、これだけ変わることができたので、たくさんチェックがついても落ち込むことなく、自分に合う相手を見極めるきっかけにしてみてくださいね。

セックスレスを解消するためには「歩み寄り」が大切

もしあなたが今のパートナーと随分ご無沙汰だったとしたら、自分から「相手に歩み寄る気持ち」を持ってみてください。

例えば、自分はしなくてもいいと思っているけれど、彼がしつこく誘ってくる場合。彼はなぜセックスがしたいのか、自分はどこまでなら彼の要求に答えることができるのかを考えます。

「挿入は疲れるから嫌だけど、フェラだけならできる」
「週に1回、週末の朝なら誘ってもOK」
など、妥協点を見出すのです。

反対に、彼のほうがセックスに応じてくれない場合、自分の欲求ばかり押し付けていなかったか、「仕事が忙しい」「ストレスが溜まっている」など彼がセックスしてくれない理由を考えます。そして決して相手を責めることなく、自分の素直な気持ちを伝えてみましょう。

「私、魅力がなくなったって思われてたらすごく寂しくて」
「あなたのことが好きだからまたセックスしたいな」
という感じです。

セックスレスに陥るとついつい「自分は悪くない」「相手が悪い」という気持ちを見せつけてしまいがちですが、これでは残念ながら解決の方向にはむかいません。そんな状況から一刻も早く抜け出すためには、自分から折れることが大切です。

もし相手がうまく受け入れられなかったとしても、それはどう対応していいのか分からずに戸惑っているだけ。「せっかく一歩譲ってあげたのに」なんて怒らずに、時間をかけて話し合いをしていきましょう。

めげずに愛を与え続けること。それがセックスレスを解消するために最も大切な秘訣です。